ゼロ・グラビティ 公式Facebook
2013年12月13日公開の『ゼロ・グラビティ』
ジョージ・クルーニーとサンドラ・ブロック主演のSFヒューマン映画。事故により宇宙に放りさだれた彼らが地球に還る為に奮闘するストーリー。まじでほぼ宇宙です。
本記事ではあらすじやキャスト、おすすめポイントやネタバレありで映画に対する評価や感想などを解説しています。
あらすじ
メディカル・エンジニアであるライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)は、ベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)のサポートのもと、地球の上空60万メートルの無重力空間<ゼロ・グラビティ>で、データ通信システムの故障の原因を探っていた。その時、ヒューストンから「作業中止!至急シャトルへ戻り、地球へ帰還しろ!」という緊迫した命令が届く。破壊された人工衛星の破片(スペース・デブリ)が別の衛星に衝突して新たなデブリが発生し、彼らのいる方向へ猛烈な速さで迫っているというのだ。ストーンの酸素はほぼゼロとなり、意識が遠のいていく。果たしてふたりは生きて地球へ帰り、再びその足で大地を踏むことができるのか──?
ゼロ・グラビティ 公式サイト
おすすめポイント
- 宇宙空間の映像美
- シンプルな構成
- 時間が短くおすすめ
感想・解説(ネタバレあり)
3.9
良かった点・気になった点
始まりから終わりまでずっと宇宙空間。そしてずっとサンドラ・ブロック。ほぼほぼ彼女一人だけで物語が進んでいきます。
まあ厳密に言うと最後は地球に着きましたが、本当にシンプルな展開で、宇宙空間に吸い込まれるような感覚。宇宙の壮大さや綺麗さは素晴らしく、映像美だけでもかなりこだわって作られていました。
ヘルメットに反射する映像も宇宙ステーションが映っていましたし、ほとんど真っ暗な映像なので、部屋を暗くして観たいですね。夜に観たら本当に映画の世界に入りこめると思います。
映画『ゼロ・グラビティ』鑑賞
— ふぃる@自由気ままな映画ブログ (@film_studio3000) February 13, 2021
ひたすら宇宙。これでもかというくらいに映像の美しさや壮大なスケールを感じられることが出来ます。ストーリーもシンプル。キャストもほぼサンドラ・ブロックだけ。時間も短く観やすい映画になっていると思います。 pic.twitter.com/5pPdcK4xUz
映画冒頭でいきなり宇宙のシーンから始まり、キャストはサンドラ。ブロックとジョージ・クルーニーだけ。もう一人最初にいましたが、すぐにフェードアウト。
そしてジョージ・クルーニーもフェードアウト。まさかのサンドラ・ブロック一人で約8割ほどのシーンが進みます。彼女と宇宙だけで展開が進みます。
今までこんなにキャストが少ない映画を観たことがありませんし、ストーリーも遭難した彼らが地球に還るというお話。一切難しい内容ではありません。
途中宇宙の遥か彼方に消えてしまったジョージ・クルーニーが戻ってきた時は、やっぱりこういう展開になるのかと思いましたが、まさかの幻覚。というか彼のおかげでサンドラ・ブロックは生きられたといってもいいでしょう。
その為ジョージ・クルーニーの出演は3割くらいといったところでしょうか。なかなか贅沢な使い方をしますね。
それに加え、ちょいと残酷なシーンも。別に全然見れますが、最初の衛星の破片が飛んできて、船がバラバラになった時に、死んだ仲間の顔がくりぬかれているシーンがありました。
ちょっと怖かったですが、逆に宇宙だとあんな感じになるのかなと勉強になりました。何の勉強か分かりませんが。その後も死体が船を彷徨っていたりと…若干ホラー的な部分もありましたが、一瞬なのでほとんど影響はないと思います。
そして私が感じたことの一つに《音楽が印象的》ということ。
劇中ずっと変なぶつぶつ音みたいな音楽が流れており、なんだか恐怖感を煽っているような不気味さ。あれだけ流れていると印象に残りますし、意図的にしたようにも思えます。
まあどの作品も音楽が良いと、素晴らしいものになりますからね。実際に第86回アカデミー賞では作曲賞・音響編集賞・録音賞などを受賞しており、世界的にも認められています。
他にも監督賞など…その年のアカデミー賞を7部門受賞しており、各方面からも絶賛の声が上がっています。もちろん面白かったかどうかは映画を観た人が決める事ですが、少なくとも世間からは認められているようですね。
本日は無重力の日。『ゼロ・グラビティ』の撮影では、その自然に見える無重力空間を、キャストにワイヤーを付けた撮影方法で表現しました。 pic.twitter.com/99emgjo9uC
— ワーナー ブラザース ジャパン (@warnerjp) June 16, 2016
最後の終わり方も良い。無事に着陸したサンドラ・ブロックは這いつくばりながら陸へ向かいます。宇宙空間はずっと重力がなかったので、重力がある事に喜びを感じている様子です。
その時の立ち上がったシーンはタイトルの《ゼロ・グラビティ》つまり重力が無いのとは逆の重力を感じることができる場面になっており、この演出は好きです。
個人的には映像美とシンプルなストーリーで見やすく、さらに時間も短いので(上映時間は91分)非常に気軽に観れる映画だと思います。平日の夜とかにも観れそうですね。
スタッフ・キャスト
スタッフ
監督:アルフォンソ・キュアロン
キャスト
ライアン・ストーン サンドラ・ブロック | 医療技師 初めてのミッション |
マット・コワルスキー ジョージ・クルーニー | 宇宙飛行士 最後のミッション |
ミッション・コントロール エド・ハリス | ミッション コントロール |
シャリフ ファルダット・シャーマ | マットらと共に 船外で作業する |
アニンガ オルト・イグナチウッセン | 地球と繋がった 時に話した人物 |
キャストについて
宇宙飛行士のマットを演じたのはジョージ・クルーニー。彼はアメリカの俳優で『オーシャンズ』シリーズや『ミッドナイトスカイ』などに出演。2010年公開の『マイレージ、マイライフ』はおすすめです。
マット役は当初『アイアンマン』役で有名なロバート・ダウニー・Jrがキャスティングされる予定でしたが、他の作品がある為降板したそう。
【すごい】ジョージ・クルーニー、友人14人に1億円ずつプレゼントしていたhttps://t.co/3xhm65R872
— ライブドアニュース (@livedoornews) December 14, 2017
友人が驚きのプレゼントを貰った過去を告白。「どんなに大切な存在かということを知ってもらいたい」と呼び掛けたそう。 pic.twitter.com/HvaCUMG18H
医療技師のストーン博士を演じたのはサンドラ・ブロック。彼女はアメリカの女優で『オーシャンズ8』『バードボックス』『ミニオンズ』などに出演。キアヌ・リーブスと共演した『スピード』シリーズは面白かった。
今作は当初ナタリー・ポートマンがサンドラ・ブロックの役を演じる予定でしたが、他の仕事のスケジュールにより降板。サンドラ・ブロックがキャスティングされました。
サンドラ・ブロック演じるデビ―・オーシャンが颯爽と出所!
— ワーナー ブラザース ジャパン (@warnerjp) July 10, 2020
兄の形見の時計には伝説の強盗”ダニー”の刻印⌚
ちなみに『オーシャンズ11』などで、ダニー・オーシャンを演じていたのは、名優ジョージ・クルーニー!#オーシャンズ8 pic.twitter.com/iGv8YZs5xB
ミッションコントロールの人物を演じたのはエド・ハリス。彼はアメリカの俳優で『ザ・ロック』や『ナショナルトレジャー リンカーン暗殺者の日記』などに出演。リアーム・ニーソンと共演した『ラン・オールナイト』はおすすめです。
本日は映画監督としても活躍する名優エド・ハリス67歳の誕生日!『ラン・オールナイト』では、リーアム・ニーソン演じる主人公の殺し屋ジミーの親友であり、マフィアのボスとして彼を従えるショーンを熱演!『ゼロ・グラビティ』ではミッション・コントロールとして声の出演をしています! pic.twitter.com/QbKOxb4qwI
— ワーナー ブラザース ジャパン (@warnerjp) November 28, 2017
まあ今作は声の出演だけなので、誰かわからないかもしれませんが。
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