Readmore...
プロフィール背景画像
ふぃるの画像
ふぃる
社会人として働きながら趣味の映画の感想や考察などを書いています。洋画や邦画など様々なジャンルの映画を見ます。

サイトで使用中のテーマ
シンプル美と機能性を両立させた、国内最高峰のWordPressテーマ『SWELL』
おすすめの動画配信サービスまとめ!料金などを徹底解説

『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』感想・評価【後半ネタバレ解説】演技力がすごい

ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 公式Facebookより

2018年3月30日に公開された映画「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」

第90回アカデミー賞にもノミネートされ、トム・ハンクスメリル・ストリープの共演で話題の、最高機密文書を暴露したジャーナリストの実話をもとにした映画です。

Contents

評価

3.7

評価基準について

豪華なキャストと演技力が素晴らしい映画です。報道の在り方について考えさせられます。

あらすじ

1971年、泥沼化するベトナム戦争。

国防総省はベトナムせ戦争を調査・分析した文書、通称「ペンタゴン・ペーパーズ」を作成していたが、ある日その文書が流出し、ニューヨーク・タイムズが内容の一部をスクープした。

ライバル紙に先を越されたワシントン・ポストのトップでアメリカ主要新聞史上初の女性発行人キャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)と編集主幹ベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)は、残りの文書を入手し、全貌を公表しようと奔走する。

政府を敵に回してまで、本当に記事にするのか・・

報道の自由、信念を懸けた”決断”の時は近づいていた。

ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 公式サイト

スタッフ・キャスト

スタッフ

監督:スティーブン・スピルバーグ

音楽:ジョン・ウイリアムズ

キャスト

キャサリン・グラハム
メリル・ストリープ
ワシントン・ポスト
発行人
ベン・ブラッドリー
トム・ハンクス
ワシントン・ポスト
編集主幹
トニー・ブラッドリー
サラ・ポールソン
ベンの妻
ベン・バグディキアン
ボブ・オデンカーク
ワシントン・ポスト
編集局次長
フリッツ・ビーブ
トレイシー・レッツ
ワシントン・ポスト
取締役会長
アーサー・パーソンズ
ブラッドリー・ウィットフォード
ワシントン・ポスト
取締役
ロバート・マクナマラ
ブルース・グリーンウッド
国防長官
キャサリンの親友
ダニエル・エルズバーグ
マシュー・リース
軍事アナリスト
文書漏洩の張本人
ラリー・グラハム・ウェイマウス
アリソン・ブリー
ベンの娘
レモネードを販売
ロジャー・クラーク
ジェシー・プレモンス
ワシントン・ポスト
顧問弁護士
ニール・シーハン
ジャスティン・スウェイン
ニューヨーク・
タイムズ記者

映画を観るなら…

映画『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』は以下の動画配信サービスで配信されています。

ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書

感想・解説

良かった点・気になるシーン

最初は何の情報をなく見たのですが、実話にもとづいたストーリーに加え、俳優の方々の演技力が素晴らしい映画だったと思います。

実話をもとにする映画は、そのストーリー自体が映画化されるくらい、良い話なので、元々ある程度のおもしろさがあると思います。

今作はそれに加えトムハンクスやメリル・ストリープなどの役者としての意気込み、演じるということを超えた何かがあるように感じました。

それに加え緊張感というか、物語が後半に向かっていくにつれて、一体どうなるんだ?という胸の高鳴りみたいなものが出てきて、後半はあっという間の展開でした。

まさに報道の自由vs政府の構図がはっきりしていて、感情移入することができました。


最初は実際の戦争のシーンから始まります。

銃声や爆弾など、臨場感あふれる映像で、一気に物語に入り込みます。

兵士たちがカモフラージュの為に、顔を黒や緑に塗っているシーンがあります。普通にあるシーンだと思いますが、その時期にジョーカーを見ていたせいか・・ジョーカーが顔にペイントするシーンと一緒じゃん!と思ってしまいました。

たぶん僕だけだと思います。


他にも新聞をトラックで走りながら投げて渡しているシーンがあります。

というかもはや適当に投げていると言った方が正しいかもしれません。その新聞を販売する人たちが取るのですが、めっちゃ水たまりに入ってる(笑)

新聞なのでめちゃくちゃ濡れてたと思いますが、濡れた部分をひっくり返してわからないようにしていました。

アメリカってこんな感じなのかと感じました。


それにしても新聞を刷る工程を見れたのは貴重だったと思います。

ちょっとかっこいいとも思ってしまいました。何かスタンプ?みたいなものを敷き詰めて紙に印字していくような流れでしたが、そのやり方だとかなり大変だと思います。

今はそんな事はないと思いますが、時代の流れをしみじみと感じました

今作は監督があのスティーブン・スピルバーグです。

言わずと知れた有名な監督で、「バック・トゥ・ザ・フーチャー」や「インディ・ジョーンズ」「ジュラシック・パーク」などの監督をしています。

映画を製作するにあたって、スピルバーグ監督は同時に「レディ・プレイヤー1」の製作にも取り掛かっていました。

撮影期間は約5ヶ月弱で、スピルバーグ作品の中で最も短い撮影期間だったと言われています。

映画の中で印象に残っているシーンがあります。

裁判になって見事勝利を収めたニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストでしたが、電話で理由を聞かされたシーンで、「報道が仕えるのは国民だ。統治者ではない。」と判事の方がおっしゃってくれました。

とても感動しました。その後勝利に喜ぶ一同でしたが、本当の勝利を掴んだ瞬間でたまらなく好きです

今の日本もアメリカを見習うべきだと思いました。

最高機密文書が漏洩するという、通常ならありえない事態になっていますが、文書自体はしっかりと取ってあったということになります。

普通なら捨ててしまえば良いのにと感じる人もいるかと思いますが、そうしなかっただけ、まだましです。

日本は何かとすぐもみ消したり、文書自体を改竄したりなど・・・何をやってるんだと言いたくなります。

悪かった点

前半の物語の展開は、見るにあたってまったく情報がなく、ペンタゴン・ペーパーズが暴露された出来事も、なんとなく知っている程度の記憶しかなかったので、会話を理解するのに戸惑う部分がありました。

この出来事はこうだったよという説明がなかったので、前半部分は少し理解に苦しむ、ついていけない場面が何度かありました。

まあこの手の映画に説明してくれるシーンなどはないと思いますし、アメリカの人なら最初から多少の知識はあったかもしれないので、見ていて理解できたかもしれません。

ただ物語の後半になるに連れて、だんだんとわかりやすい、理解できるような出来事が増えてきたので、そこは良かった点かなと思います。

最高機密文書について

今作の物語の軸となる「ペンタゴン・ペーパーズ」

正式名称は「ベトナムにおける政策決定の歴史、1945年-1968年」です。

1971年に作成され、フランクリン・ルーズベルトジョン・F・ケネディ政権時代の、政府による秘密工作などが書いてあります。

当時の大統領リチャード・ニクソンは、ベトナム戦争からの撤退を公約として大統領に選出されました。

しかし長く続いたベトナム戦争で当時任期中だった各大統領は、自分の代で戦争に負けたという事実になることを恐れ、大量に兵士を派遣します。

実際はベトナム戦争での勝利が困難だったにもかかわらず、大量に兵士を送っていたことが、国民からの反感を買う事態になったのです。

このことを受けてニクソン大統領は、記事の差し止めを求めます。

実際はペンタゴン・ペーパーズ自体そのものは重大な機密文書が書かれていませんが、政府の情報が漏洩することは、アメリカの安全に脅威を与えると考えたのです。

裁判では、映画の中でもトム・ハンクスが何度も言っていますが、憲法修正第1条(言論の自由)を巡る問題として重要視され、その後の判決にも影響しています。

今現在はペンタゴン・ペーパーズを見ることができ、ウェブサイトなどで公開されています。7000ページの内、今まで明らかになっていなかった2,384ページも閲覧できるようになっています。

俳優たちの素晴らしい演技

今作の見どころの一つとして、演技がとても良かった点です。

主演のトム・ハンクスメリル・ストリープ。今回が初共演ということで少し驚きました。

映画では二人が話すシーンは何度もありますが、落ち着いてリラックスしながら見れるような安心感があります。それと同時に緊張感もあり、うまく使い分けていたと思います。

後半の方で、ワシントン・ポストがペンタゴン・ペーパーズの文書の報道をした後に、他の新聞社も一斉に続けと言わんばかりに、そろって報道し始めます。

その新聞を見たトム・ハンクスとメリル・ストリープが二人で腕を組みながら、ニヤッとするシーンがあるのですが、なんか微笑ましい感じで好きなシーンの一つです。

トム・ハンクスは数々の映画に出ており、「ハドソン川の奇跡」や「ターミナル」「フォレスト・ガンプ」「ダヴィンチ・コード」など有名な作品が多いです。

声優の経験もあり、アニメーション映画「トイ・ストーリー」では、ウッディの声を担当しています。

メリル・ストリープも同じく素晴らしい女優であり、「プラダを着た悪魔」や「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」ではサッチャー役を演じ高い評価を得ています。

ささいな場面でも演技にこだわってるなと感じるシーンがありました。

トムハンクスに命じられ、ライバルであるニューヨーク・タイムズの所へ情報を探りに行きます。

その時に中に入る手段として、外にいる配達員みたいな人から郵便物を一個盗むシーンがあります。

そのおかげで中に入りこむことができるのですが、何気ないシーンでも、うまく演じている所がいいなと感じました。

その他にもアメリカ国防長官役のマクナマラ。演じているのはブルース・グリーンウッドという俳優です。

実は彼、2007年公開の映画「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」でジョン・F・ケネディ大統領を演じ、

さらに2017年公開の映画「キングスマン ゴールデン・サークル」でも大統領を演じています。

何かと政府に関連する役が多いですね。

好きだったシーンの一つに、ベン・バグディキアン(ペンタゴン・ペーパーズを受け取りに行った人)が作業をしている時に、新聞を刷る決断を下すシーンがあります。

キャサリンが報道すると決めて、ベン(トム・ハンクス)が印刷所に電話をします。

その後、印刷の機械を動かすのですが、その機械が動いた振動音で、ベン・バグディキアンが勝利を確信するシーンは、隠れベストシーンの一つだと僕は思います。

みなさん真摯に役と向き合って演じられていたので、そういった部分も注目してほしいです。

コメント

コメントする

Contents
閉じる