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『千と千尋の神隠し』感想あらすじキャスト【後半ネタバレ】多くの謎や旅館のモデルを解説

2020 7/06

スタジオジブリ 公式サイト

2001年7月20日公開の『千と千尋の神隠し』

スタジオジブリ製作の長編アニメーション映画で、日本での歴代興行収入は1位となっています。これは日本で公開された邦画・洋画などすべての作品での話です。

2020年現在では邦画の2位が『君の名は』で約250億円『千と千尋の神隠し』は約300億。今後そう簡単に破られる事はないでしょう。

そんな作品に包まれた謎や、油屋などのモデルとなった場所について詳しく解説していきたいと思います。

Contents

評価

4.2

評価基準について

世界観が素晴らしく入り込んだかのような感覚であっという間の二時間でした。劇場で見るとまた違った楽しさがあると実感しました。

あらすじ

トンネルのむこうは不思議の町でした。ありえない場所があった。ありえないことが起こった。10歳の少女千尋の迷い込んだのは人間が入ってはいけない世界。

驚きと不思議の町で千尋が知るのは大きな無力感と……小さな希望。働かせてくださいっ。眠っていた千尋の“生きる力”がしだいに呼び醒まされてゆく。

千と千尋の神隠し 公式サイト

スタッフ・キャスト

スタッフ

  • 監督:宮崎駿
  • 制作:鈴木敏夫
  • 音楽:久石譲
  • 主題歌:木村弓「いつも何度でも」

キャスト

荻野千尋
柊瑠美
主人公
ハク
入野自由
千尋を助けてくれた
少年
湯婆婆
夏木マリ
油屋の経営者
魔女
銭婆
夏木マリ
湯婆婆の姉
釜爺
菅原文太
ボイラー室を
仕切っている老人

神木隆之介
湯婆婆の息子
太っている
リン
玉井夕海
千尋の先輩
面倒見がいい
父役
上條恒彦
従業員の
リーダー的存在
兄役
小野武彦
父役の次に偉い
番台蛙
大泉洋
番台にいる蛙
青蛙
我修院達也
最初に千尋が
人間だと気づいた
カオナシ
中村彰夫
カオナシ
おしら様
安田顕
白い大根みたいな
太っていた神様
くされ神
はやし・こば
どろどろの神様
荻野明夫
内藤剛士
千尋の父親
荻野悠子
沢口靖子
千尋の母親

今作は多くのゲスト声優が起用されています。

主人公の千尋を演じた柊瑠美さんは、野ブタをプロデュースなどの出演していた女優。

声優の朴璐美(パクロミ)さんと名前が似ており、柊さんが結婚した時に間違える人が多くいたそう。ジブリ作品『崖の上のポニョ』『コクリコ坂から』でも声の出演をしています。

ちなみに朴璐美は金曜ロードショーのアナウンスを担当している声優さんです。

坊の声を演じたのは神木隆之介。まだ幼く声変わりの前なので聞いていてもわからないかもしれません。

彼は邦画歴代興行収入でトップ10に5作品出演しており、1位から3位は彼が独占しています。その事に関しては別の記事で詳しく書いていますので是非。

番台蛙は大泉洋でしたがおしら様が安田顕だとは思いませんでした。てか喋ってたかは疑問ですが、情報がなかったら絶対わかんないです。

チームNACSのメンバーで言うと戸次重幸(当時は佐藤重幸)も出演していたらしです。それはわからんかったな~

感想・解説

良かった点・気になった点

久しぶりに鑑賞しましたがやっぱり面白かったですね。スクリーンで見るのとテレビで見るのとではやっぱり印象が違います。

公開当時はまだ小学生でしたので、映画館で見るという事はほとんどありませんでしたが、今見ると細かなこだわりや疑問などがあるなと感じます

ジブリ独特の雰囲気というか、映画の世界観が独特で入り込んだような感覚になりました。やっぱりあの雰囲気はいいですね。

そして音楽もいい!僕は楽曲を製作した久石譲が好きなので、たまにジブリのサントラを聞いていたのですが、劇場で聞けて感動しました。

あの音楽もジブリ特有の雰囲気を際立たせてくれるのだと思います。

嫌がる千尋

物語は千尋一家が引っ越してくる所から始まります。新しい街にやってきた家族ですが千尋は友達と別れるのが寂しそう。メッセージカードを見つめています。

ちなみに車に乗っていた時に紙袋に書いてあった「KINOKUNIYA」という文字。もしかして書店の紀伊国屋か?そこまではわかりませんが。

父親が道に迷ってしまい着いたのは大きな建物の前。変な地蔵みたいなのが立っておりかなり不気味です。両親は先へ行こうとしますが千尋は嫌がります

中に入るとそこはまるで異世界のような場所。テーマパークの残骸だと父親は行っていましたが、お店がたくさんありおいしそうな匂いが。

店員がいないのに勝手に食べ始める両親。千尋も食べなさいと誘われますが、頑なに拒み早く帰ろうとする千尋。

何故こんなにも頑なに拒むのか。昔見た時はそんな事一ミリも思いませんでしたが、こうやって記事を書いているといろいろと考えが浮かんできます。

もしかしたら千尋は本能的にここに来てはだめだと最初から分かっていたのかもしれません。異様なまでに拒み早く帰ろうとする姿は普通の子供ではないような気がします。

その後も意識的ではないですがそのような場面はちょこちょこ出てくるので、これも宮崎駿監督の伝えたかったメッセージの一つなのかもしれません。

名前が間違っている?

ハクに助けられなんとか釜爺の所へ行く千尋。ハクは何かと優しくしてくれますし、初めて会った気がしないと意味深な事も言います。

そんなこんなでリンの助けも得てこの世界で働く為に湯婆婆の元へ向かいます。仕事のないものはエサにされてしまうからです。

必死にお願いする千尋。すると根負けしたのか契約書を千尋に手渡します。自分の名前を書く千尋。湯婆婆は名前を抜き出し【】という新しい名前を授けます。

湯婆婆は名前を取る事でそのものを支配していました。本当の名前を忘れると元の世界には帰れません。しっかりと記憶しようとする千ですがだんだんと忘れてきます。

途中豚になった両親に会わせてあげると言われ豚小屋に。完全に豚になってしまった両親ですが人間に戻すと誓う千。

いろいろな感情が絡まり涙が止まらない千ですが、ハクがおにぎりを渡し慰めます。このシーンは結構好きです。音楽も相まって素晴らしいシーンに仕上がっています。

ちにみにネットでよく言われているのが、千尋が契約書に書いた時の名前が間違っていたから現実の世界に戻ってこれたという事です。

千尋の苗字は荻野。しかし契約書には荻野の荻の字の右下が火ではなく犬になっています。劇場で見た時も確認できました。まじかよジブリ

意図的にやったとしたら、なかなかのこだわりようだと思います。

油屋は風俗店?

無事に油屋で働けることになった千。この油屋は実は風俗店がモチーフとなって作られたと言われており、宮崎駿監督も「あえて風俗店のような油屋を舞台にした」と語っています。

千が働く湯女というのは昔の売春婦を意味しており、江戸時代にあったそうです。禁止令も出された程、社会に影響を与えたとも言われています。

定かではないですが、風俗店で千が働くなんて結構やばいですよね。そういった社会の縮図みたいなものも伝えたかったのだと思われます。

くされ神の正体は?

話はさておき千の初仕事は泥だらけのくされ神を案内し体を綺麗にする事です。めちゃくちゃ臭いらしくみんな嫌がっていました。

半ば押し付けられる形で案内することに。泥だらけの中でなんとか必死にお湯を出そうとする千。カオナシに貰った札を使いお湯を出す事に成功します。

そしてくされ神の中に突起のようなものを発見します。湯婆婆の指示でそれを引っ張る事に。すると中から大量のゴミや、自転車などの廃棄物が出てきました。

実はくされ神ではなく名のある川の神でした。川の神を綺麗にした千はみんなから褒められます。といった内容ですがここにもある伏線が。

おそらくあの大量のゴミは人間が捨てたゴミであり、それを洗い流す為に油屋に来たと思われます。そういった社会問題を表現していたと思われます。

そして川の神が帰る時に龍のような感じで飛んでいきました。これはハクの本当の正体の伏線ではないかと言われています。

カオナシ

千が招き入れた謎の生物カオナシ。手から金を出す事ができますが、どうやらいい客ではないようです。湯婆婆も何か察知したような場面があったのですが…

くされ神がやってきたことで勘違いしてしまうのです。

そして何かと気に入られる千。金をあげるというカオナシに対し千は「いらない」の一言。思うようにいかないカオナシは怒って暴れまわり何人か食ってしまいます。

親が豚にされた時といい、金をあげると言われた時といい…千は欲がないように思われます。大の大人が欲を出しひどい目に遭う。それに対し子供は冷静で無欲。

これも現代社会に警鐘しているメッセージなのではないでしょうか。

そしてカオナシの正体。謎に包まれており様々な憶測が飛び交っています。彼は言葉を話す事が出来ず、誰かを飲み込んではそのものの声を借りて喋るといった形でした。

自分と言うものがないカオナシは現代の若者に当てはまるのでないでしょうか。実際に宮崎駿監督も「現代の若者をイメージして作った」とコメントしています。

どこにでもいる存在。みんなが自分に投影して見る事ができる。それがカオナシなのではないでしょうか。

ちなみにカオナシのモデルは『借りぐらしのアリエッティ』の米林昌宏監督だと言われているそうですが、それは後付けだった事がわかっています。

ジブリの立体建造物展の記念セレモニーで、宮崎駿監督が書いたカオナシを「これ米林に似てるんじゃないか?」と言った事がきっかけだったそうです。

どうしてハクの名前が分かった?

湯婆婆の姉である銭婆の元へ向かう千たち。ハクが銭婆から盗んだ印鑑を返しに行く為です。まあ盗んだのも湯婆婆の指示だと思いますが。

銭婆によってネズミにされてしまった坊と、ハエドリにされてしまった湯婆婆のカラスと、カオナシの四人で一緒に六番目の駅を目指し出発します。

電車の中にいる人たちはなんだかとても不気味です。しかも透けており、死の世界を表しているのかもしれません。

そんなこんなで銭婆の所に到着。ゆっくり過ごすのですが、千は早くハクの元に行きたいと言います。彼が心配なのです。

するとそこに龍の姿になったハクが現れます。怪我も治っており、千はハクの上に乗りながら帰ります。その時に今まで何回か描写があった【水のなかにいる感覚】が。

そして千は昔の記憶を思い出しハクに「あなたの名前はコハクガワ」だと。その瞬間ハクが自分の名前を思い出し人間に戻ります。綺麗な顔をしていました。

そしてハクは「自分の名前は二ギハヤミコハクヌシだ」と言いながら、天気の子の陽菜と帆高が空を飛んでいるシーンみたいに両手を繋ぎながら空から落ちていきます。

あれはまじで新海監督がここから取ったんじゃないかくらい似ていました。

以前千尋が川で溺れたのですがその川がコハク川。その川を司る神がニギハヤミコハクヌシであり、以前会ったことある気がするというのはこの事だったんですね。

彼が千尋を助けてくれたのです。

なぜ両親がいないとわかった?

油屋に戻ってきた千とハク。掟だからと言い湯婆婆が最後の試練を千に与えます。それは数匹いる豚の中から両親を当てるというもの

しかし千はこの中にはいないと発言。実際にいなかったので試験は合格。無事に現世の戻る事ができました。

しかし千尋はなぜ両親がいないとわかったのでしょうか?一番言われているのは千尋がこの世界に来たことで成長し正解を言い当てる事が出来たというものです。

別の説としては、千尋は自分の名前を忘れなかったからだとも言われています。みんなとは違う千尋には両親の正体がわかっていたのかもしれません。

髪留めが光った

ハクにお別れを言い帰る千尋。振り返ってはいけないとハクに言われます。振り返らずに進む千尋でしたが、ふと振り返りそうになります。

その時に銭婆に貰った髪留めが光ります。さらにトンネルをくぐり元の世界へ戻ってきた時も髪留めが光ります。印象的に描いており、気づいた方も多いと思います。

元の世界に戻ってきても髪留めがあるのは変な感じがしますが、銭婆はまじないをかけて髪留めを作ったと発言しており、振り返ろうとする千尋を止めたのかもしれません

それにしてもこっちの世界と油屋のある世界を結ぶ草原みたいな所は『風たちぬ』感が半端ないです。三途の川をイメージしているのかもしれません。

最初に千尋が透けていたのも死後の世界を表現していると言われています。

そしてもう一つ都市伝説として「幻のエンディング」が存在していたという噂。物語はトンネルから出てきた所で終わっていますがその続きがあり…

車で新居に向かう千尋たち。髪留めが変わっている事に気づき不思議がる千尋。引っ越し業者がすでに家にいて「遅れられると困りますよ」と言われる。

千尋がふらっと歩いていると小川を見つけ、その小川がハクの生まれ変わりだと気づいたかのような表情をする…といった内容。

どこまで本当かわかりませんが公開はされておらず、あくまでも都市伝説のようです

駅にいた少女の正体

千たちが銭婆の元を訪ねる為に電車に乗るのですが、途中の駅で少女が立ちながらこちらを見ている映像があります。割と長めに映していたので何か意味があるのでは?

勝手な予想ですがあれはジブリ製作の映画『火垂るの墓』に出てくる節子ではないかと思われます。おかっぱ頭の容姿もどことなく似ていますし…

あの電車自体が死後の世界を表現していると言われているので。推測でしかないですけどね。

ススワタリ

作中で登場する釜爺の所で働いているススワタリ。可愛いキャラクターですよね。千尋が銭婆の印鑑についていた虫を踏んでしまった場面を再現していたりと…

そんなススワタリ。どこかで見た事ありませんか?実は『となりのトトロ』に出てくるまっくろくろすけと一緒のキャラクターだそうです。

油屋などのモデルとなった場所は?

神々たちが訪れる油屋。そのモデルと言われている場所がいくつか存在します。その場所について書いていきたいと思います。

道後温泉本館(愛媛県)

愛媛県松山市にある旅館。道後温泉は日本最古の温泉らしく、白鷺がやってきた傷を癒したことから始まったと言われています。

油屋の参考にしたそうで、実際にスタッフが旅館を訪れスケッチした事が確認されています

渋温泉金具屋(長野県)

長野県下高井郡山ノ内町にあるレトロの木造建築の旅館。施設内にある「斉月楼」「金具屋大広間」は登録有形文化財に指定されています。

外観の雰囲気が油屋に似ている気がします。

四万温泉・積善館(群馬県)

群馬県我妻群中之条町にある元禄七年(1694年)創業の老舗旅館。日本最古の湯宿建築として現存しています。約300年続いてると思うとびっくりです。

旅館に行く手前にある四万川にかかる橋が劇中に出てきた赤い橋のモデルではないかと言われています。実際に公式ホームページにも『千と千尋の神隠し』について書かれており…

実際にテレビ局からインタビューなどを受けたそうです。橋を渡るとなんだか異世界に行ったような気分になれそうな素晴らしい雰囲気の旅館ですよね。

九份(台湾)

台湾にある九份。台湾北部の山間にあり、レトロな雰囲気が漂う街として有名です。

しかしこの地がモデルになったという事は正式に否定されておりただ似てるだけのようです。それにしても劇中に登場した屋台街の風景とそっくりですよね。

江戸東京たてもの園(東京)

東京都小金井市にある江戸東京たてもの園。建物をテーマにした博物館で、歴史的価値のある建物を保存・展示しています。

その中にある武居三省堂という文具店の引き出しが、釜爺の作業場にあった薬が入った箱の棚のモデルではないかと言われています。

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