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社会人として働きながら趣味の映画の感想や考察などを書いています。洋画や邦画など様々なジャンルの映画を見ます。

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『パラサイト 半地下の家族』感想・評価【ネタバレ解説】時計回り?ポスターの謎も

パラサイト 半地下の家族 公式Facebook

2020年1月10日に公開された映画『パラサイト 半地下の家族

アカデミー賞やゴールデングローブ賞など数々の賞にノミネートされ、カンヌ国際映画祭では最高賞のパルムドール賞を受賞しました。

さらに2020年2月10日に開催された《第92回アカデミー賞》では…

・作品賞
・監督賞
・脚本賞
・外国語映画賞

4冠を達成しました。英語以外の作品が作品賞を受賞するのは史上初の快挙。これらの影響で急遽上映する映画館が増えているそうです。

そんな話題の注目作を、詳しく解説していきたいと思います。

映画に対する評価や、感想を交えたネタバレ解説気になったポイントを書いています。

Contents

評価

4.1

評価基準について

独特な雰囲気で是非一度見ていただきたい映画の一つ。日本映画もこのくらい作りこまれた映画を作ってもらいたいです。

あらすじ・キャスト
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感想

良かった点・気になった点

感想を言えと言われてもどんな言葉で表現したらいいか迷う…そんな映画だと思います。

もちろん内容的には面白く感心するくらいのストーリー展開でした。

こんな内容よく思いつくなと言うくらい綿密に練られた話で、映画を理解するのにちょっと追いつけないような怒涛の2時間でした。

ゴールデングローブ賞では、外国語映画賞の部門で見事受賞されたので、周りからの評価も高く、自分もおすすめしたい作品の一つです。

内容的にはポスターにも映っている通り、キム一家がパク一家にうまく取り込み就職するという展開です。

タイトルのパラサイトは寄生虫、つまり他者に頼って生きるという意味ですが、就職という表現を使っていてうまいなと感心しました。

それにしても話がトントン拍子で進んでいくので、こんなにもうまく騙せるのかと疑問に思いましたが…

パク一家の奥さんであるパク・ヨンギョ(チョ・ヨジョン)の騙されやすい性格にあると思います。

最初はこんな展開になるとは思っていなかったので、途中からは「次こんな感じになるだろうな」と予想しながら見ていました。

例えばギウ(息子)の父親ギテクが運転手として採用されたり母が家政婦として採用されるなど、だんだんとそうなるように話が上手く進んでいきます。

そういった予想を楽しむのも面白さの一つだと思います。

ストーリーが後半になるに連れて衝撃の展開が増えてきて、押し寄せる波のようにどんどん盛り上がりをみせてきます。

特に予想できなかったのは、地下にいた家政婦の夫。まさかあんなところに隠し部屋があるとは思わず、その後いざこざが起きますが、結局地下に戻されてしまいます。

その時夫は「地下に住む貧困層が韓国は多い」と言っていたのでびっくりしました。サブタイトルの半地下の家族は、キム一家の事を指してると思っていました。

しかし地下に住む家族も現れたので、てっきりこっちの人たちも含まれているのではと思いましたが、完全に地下ですから違いますね。

家庭教師の代行

物語序盤にギウの親友ミニョク(パク・ソジュン)から高級な大きい水石を貰います。

最初は食べ物がよかったなど文句を言ってるのですが、この水石が後々の展開に大きく関わってきます。

ミニョクは最初のシーンにしか登場しません。留学するという設定なので、最後に戻ってきて一悶着あるのかなと思っていたのですが、結局出てきませんでした。

ギウが住んでいる場所は半地下で、どこにでもいるような平凡な家族です。そんなギウが親友のミニョクから家庭教師の代行を頼まれたのがすべての始まりです。

相手のパク一家に取り入る為に、文書偽造して身分を偽り、大学生のふりをして家庭教師をします。ギウは受験に失敗していて浪人生です。

文書偽造は妹がやってくれましたが、そういう事に関しては超一流なので、父親からは「大学に文書偽造科があったら入れるな」と皮肉を言われていました。

早速家庭教師として仕事に行くのですが、早くも教える相手の女子高校生ダへ(チョン・ジソ)といい感じに。終いにはキスしていました。

親友のミニョクからは「ダへといずれ付き合いたいから信用できるお前に任せたい」と言っていたのですが早速裏切ります。

まあそういう展開になると思っていましたが、さすがに早いなと思いました。

時計回り…

それにしても今作はちょこちょこエロいシーンがあります。

ベッドシーンやキスシーンなど所々あるのですが、こういうシーンがある映画だとは思っていなかったので少し驚きました。

ちなみに《時計回り》というキーワードが注目されていますが、このベッドシーンに関係してきます。

そしてパラサイトのロゴの字も時計回りという演出。映画を観る方はこの《時計回り》というワードがどこで出てくるか、しっかりと見ておいて下さい。

パク家の家庭教師になって最初の日に、家を案内されるのですが、弟が書いた絵を見てギウが「これはチンパンジーですか?」と奥さんに聞いていました。

奥さんは「これは弟の自画像です」と言っており、かなり気まずい空気が…。

ちょこちょこそういったユーモア溢れるシーンも挟んでくるので、シリアスな場面とユーモアの場面をうまく使い分けていて映画にメリハリが出ていたと感じました。

地下室には…

その後も計画通りに物事が進んでいって、無事に家族全員パク家に就職することができます。しかしそこからが物語の始まりというか、衝撃な展開が待ち受けています。

そこからはかなりシリアスな展開に入っていき、少しホラー的な要素も含まれるような雰囲気が。

パク家の地下に住んでいた元家政婦の夫。カステラ店が潰れて借金だらけになり、借金取りから逃げるために地下に隠れながら生活をしていました。

パク家の家主ドンイク社長に、住まわせてもらっていると考え尊敬しています。その為階段の電気のスイッチを手動で押しています。

階段の電気は、人が近づくと勝手につくセンサー式だと思っていたのですが、実は地下で社長が帰ってきたのを見計らって手動でつけていたのです

まさかの手動ということでびっくりしました。しかしこの電気を手動でつけるという行為。これこそが後に重要な鍵を握ってきます。

結局この夫がパク一家に復讐しようとして地下から出てくるのですが、その前にギウが夫を殺そうと地下にやってきます。

争いの末、ギウは自分の持っていた水石で頭を殴られて倒れてしまいます。

その後パーティー中に刃物を持って現れてギウの妹ギジョンを刺し殺します。もうそっからは結構悲惨なシーンの連続で、目を覆いたくなるような感じになります。

・とがった細い棒やナイフで刺すシーン
・先程の水石で頭を殴るシーン

普通なら殴る瞬間などは直接映像として映すことはあまりないです。

しかし今作は…はっきりとした描写があるので、そこらへんは今作がPG12に指定されている要因の一つかなと感じました。

PG12とは小学生以下の子供が視聴する際、保護者の助言・指導が必要な作品。

鑑賞する際にはなるべく保護者同伴をオススメし、小学生以下のお子様にとっては不適切な表現が一部含まれています。しかし子供が見てはいけないという事ではありません。

一つ気になったシーンで、ギウとギテク(父)が体育館で話をしている時にギテクが…

計画を立てると失敗する。上手くいかない。無計画であればその心配はない

と言っており、確かにそうだなと納得してしまいました。

ラストシーンは?

一番最後にギウが父に向けて手紙を読みシーンがあり…「一生懸命働いて金持ちになり、パク一家が住んでた家を買って、父さんを自由にして一緒に暮らそう」という内容。

結局ラストはパッピーエンドで終わるのかと思っていたのですが、まさかの手紙の内容が妄想というか願望のような感じでした。

手紙を読み上げる今のギウの姿が映ったので、まだ全然金持ちにもなっていません。ストーリーの中で何度も驚かせてくれるポン・ジュノ監督にはとても感心させられました。

ポスターの謎

今作の日本版ポスターで気になる点が何個かあるので紹介していきたいと思います。

まず一枚目のポスター。部屋の中で家族写真を撮っている左下に映っている足ですが…

おそらく家政婦のムンガァンだと思われます。

途中でおそらく死んでしまったので、その事を表現してると思います。

そして二枚目のポスター。芝生の左下に映っている白い足ですがこれは…

おそらくキム一家の娘のギジョンだと思われます。

最後に殺されてしまったのでその足だと推測します。それと足以外にも気になるポイントが。

この写真の右に映っているランプ。先程家政婦の夫が地下から手動でつけていると言いましたが、別の意味があります。

それはモールス信号です。

地下からモールス信号を使って助けを求めようとします。パク一家の息子ダソンですが、カブスカウト(簡単に言うとボーイスカウト)をしていて、モールス信号がわかります。

それをダソンに伝えようとしました

他にも最後にギテクが地下で暮らしていた時にも息子のギウにモールス信号を使って自分の居場所を伝えるシーンがありますが…

このランプは劇中でもかなり重要なシーンになっています。

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パラサイト 半地下の家族

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