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社会人として働きながら趣味の映画の感想や考察などを書いています。洋画や邦画など様々なジャンルの映画を見ます。

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『カイジ ファイナル・ゲーム』感想・評価【後半ネタバレ解説】吉田鋼太郎の演技は良い

カイジ ファイナル・ゲーム 公式Twitter

2020年1月10日に公開した『カイジ ファイナル・ゲーム

ついにカイジが帰ってきましたね! 福本先生による完全オリジナルストーリーで、一体どんなゲームが待ち受けているのか、解説していきたいと思います。

記事前半はネタバレなしで映画に対する評価やあらすじキャストについて解説、映画を見る方法などを紹介。記事後半は感想を交えたネタバレ解説気になったポイントを書いています。

Contents

評価

3.7

評価基準について

豪華な俳優さん達の演技は面白かったですが、やはりEカードを超える手に汗握る戦いは超えることができないと感じました。

あらすじ

2020年、国を挙げて盛大に開かれた東京オリンピックの終了を機に、この国の景気は恐ろしい速さで失速していった。

自堕落な生活を送っていたカイジは、派遣会社からクズと罵れ、薄っぺらい給料袋を手渡される。憤りを感じながらも一缶千円に値上がりしたビールを買うかどうか迷っていた。

声をかけてきたのはスーツに身を包んだ大槻だった。帝愛グループ企業のひとつを任される社長に出世したという。大槻が見せたのは一枚のチラシだった。

第5回若者救済イベント開催!バベルの塔

金を持て余した大金持ちの老人が主催するイベントで、一攫千金のチャンスだ。運命の歯車は動き出した。カイジを待ち受ける未来は天国か地獄か?日本中を奮い立たせる最後のギャンブルが今始まる―

カイジ ファイナルゲーム 公式サイト

スタッフ・キャスト

スタッフ

  • 監督:佐藤東弥
  • 原作:福本伸行

キャスト

伊藤カイジ
藤原竜也
主人公
ダメ人間
高倉浩介
福士蒼汰
政府の人間
ゴールドジャンケンが得意
桐野加奈子
関水渚
カイジと共に行動する
廣瀬湊
新田真剣佑
東郷の秘書
西野佳志
山崎育三郎
政府の人間
菅原太一
瀬戸利樹
バベルの塔に参加した
若者
高瀬強士
前田公輝
黒崎の会社の社員
渋沢総一郎
金田明夫
総理大臣
東郷滋
伊武雅人
若者救済イベントの
主催者
最後の審判挑戦者
篠田麻里子
最後の審判に挑戦した
女性
大槻太郎
松尾スズキ
元班長
カイジに声を掛けた
遠藤凛子
天海祐希
元帝愛の人間
黒崎義裕
吉田鋼太郎
帝愛の幹部
最後の審判でカイジと戦う
坂崎孝太郎
生瀬勝久
明るいおっちゃん

映画を観るなら…

映画『カイジ ファイナル・ゲーム』は以下の動画配信サービスで配信されています。

カイジ ファイナル・ゲーム

感想・解説

良かった点・悪かった点

今作は4つのオリジナルゲームが出てきます。メインのゲームは《最後の審判》で、それを軸に他のゲームが進んでいくという感じです。

自分は1作目のEカードが神的に好きだったので、正直それを超えるゲームはなかったかもしれません。

全体的にゲームの展開が読めている感じがして、盛り上がる部分が少なかったと思います。

演技も吉田鋼太郎の演技がすごく、カイジの敵っぽい雰囲気だったので良かったのですが、ラスボスではなかったので、そこも少し残念な部分ではあります。

伏線などは張られていたのですが、わかりやすかったです。

最後もゲームが終わった後にネタばらし的な感じで解説していましたが、ゲームの最中、若しくは終わったと同時に一番盛り上がる展開にしたほうが良かったと思います。

カイジも逆境を跳ねのけて勝つという構図ではなく、大富豪の金を使って勝負していたり、限定じゃんけんでは最初からハンデを貰っていたりと…

何だか僕らが知っているカイジではないような気がしてしまいます。

Eカードのような《奴隷が皇帝を倒す》そんな展開を望んでいたので胸躍るような気持にはならなかったです。

ただすべてが悪いわけではなく、藤原竜也の相変わらずの狂った演技、吉田鋼太郎のカイジっぽい演技など、新しい発見もあったので、見てほしい部分でもあります。

バベルの塔

今作はいきなり《バベルの塔》というゲームが始まります。

バベルの塔といえば、 旧約聖書の「創世記」中に登場する巨大な塔。

予告を見ると、カイジが持っているチラシには《若者救済イベント》と称して、塔のてっぺんにあるカードをあらゆる手段を駆使して手に入れろと書かれています。

すぐに始まったので「展開が早いな~」と思いましたが、オープニングに相応しい、いつものカイジが戻ってきました!

バベルの塔は、塔を登って頂上にあるカードを掴んだ人が勝ちというゲーム。金を持て余した富豪が開催しており、どこに出現するかわからないので、作戦が立てにくい部分もあります。

ルール

・塔の頂上にあるカードを掴んだら勝ち
・カードに最初に触れた人が勝者

勝者は…

欲しい金額を入力できる(上限あり)
人生を変える極秘情報を入手できる

の二択から選ぶことが可能。冒頭でも出てきましたが、班長(大槻)がカイジに勝負してもらう代わりに取り分を半分よこせと言います。

カイジは給料の7割を会社に取られているので、大槻は「半分なら良心的」だと言います。7割ってやばいですよね。確かに良心的だと思ってしまいます。

勝負が始まり、みんな一斉に走りだします。カイジは隣の少し高い所のビルから鉄骨を伸ばしてそこの上を歩いてカードを取ろうとします。

鉄骨の上を渡っている姿は1作目『カイジ 人生逆転ゲーム』で鉄骨を渡る姿に重なります。

うまくオマージュしました。本人も「なんでまたこんなことやってんだよ」と言ってました。 その後、おなじみの音楽が流れオープニングになります。

オープニングもかっこよかったです。あの音楽が凄く好きで、自分の着信音にしたいくらい好きな音楽です。あの音楽を聴きながら何か勝負すれば勝てそうな気がします

最後の審判

そしてメインのゲームとなる《最後の審判

最後の審判は、神が人間を天国に行くか、地獄に行くか天秤にかけることをいいます。

そしてこのゲームもそれになぞらえて、天秤の中にカイジと黒崎がいて、勝負をしています。

これも結構早く始まりました。しかも長かったです。

ルール

・自分の全財産を懸けた一対一のゲーム
・自分の資産を秤の上に乗せる。
・骨董品は査定して金に変えられる。
・観客は自分のコインをベットできる
・勝った方にベットしてると賭金が二倍
・最終的に重くなった方が勝ち

何時間かごとに《ファミリー》《フレンド》《フィクサー》に助けてもらいお金を貰うことができます。相手の協力者をいかに自分の方に取り込むかが重要に。

ゲームに関しては、怒涛の展開で最後までどっちが勝つのかわからなかったです。まあ映画ですからカイジが勝つのかなとは思っていましたが、圧倒的な差をどのように埋めるのか見どころの一つです。

ゲームを進めていくのですが、まさかの出来事が。それは湊(新田真剣佑)の裏切りです。湊は東郷(伊武雅刀)に恨みがあったのですが、結局勘違いだと知ります。

湊は取り返しのつかないことをしてしまったと悔みますが、その湊のコインがあんなとこで役に立つなんて思いもしませんでした。

てかあの時計どうなってんの?と思うくらい、よくコインが転がってきたなって感じです。

あとはモブ4人組と時計職人の女性。「いつ出てくるんだ?」と思いましたが、やっと出てきてくれて活躍してくれました。あのやり方は、まさに時代にあったやり方だなと思います。

最後の黒崎(吉田鋼太郎)の演技は、香川照之を彷彿とさせる喋り方や雰囲気でした。

Eカードに負けた利根川に似ているな~と、1作目を思い出すシーンでした。

ドリームジャンプ

3つ目のゲーム《ドリームジャンプ》は、あっけなく終わった感じでした。最後の審判のおまけみたいなゲームだったので、尺も短かったです。ゲーム自体も非常にシンプルで…

ルール

・1~10の数字を選んで飛び降りる
・一人だけ生き残ることができる
・他の九人は死んでしまう
・観客は生き残る番号を当てる

こんなゲームに必勝法はあるのでしょうか?しかもカイジが挑戦した時は一人だけでした。番号も操作されていて、カイジが勝てないように仕組まれていたのです。

しかしここでどうにかするのがカイジ。このゲームでは伏線が張られており《加奈子の手の動き》がポイントです。

加奈子は今までの当たりの数字から次に来る数字を予想します。それをカイジに伝えようとしますが、黒服たちに連行されそうになります。

その時に声を出せなかった加奈子は、背中で銃を撃つようなポーズを、カイジだけにわかるように伝えます。

それを理解したカイジは加奈子と協力し、見事に勝利することができました。そのポーズは何かというと… 最初の方のシーンで、東郷とカイジと加奈子が会話をしている場面があります。

加奈子がカイジに銃を撃つようなポーズで 「キュー!」 言っていて、カイジが「やめろよ!」と言っている…このシーンの伏線が今回収されました

最初は何だこれ?と思いましたが、まさかあの場面で出てくるとは思いませんでした。まあ当たりの数字が《9》の時点で薄々気づいてはいましたが…

ゴールドジャンケン

吉田鋼太郎の演技も終わり《最後の審判》の決着がついて、あたかもクライマックスですみたいな演出でしたが、まだ一つゲームが残っています。

それは《ゴールドジャンケン》です。楽しみにしていたジャンケンシリーズです。意外にシンプルな頭脳戦で、深読みする感じではなかったです。

ルール

・ジャンケンの三回勝負
・3回の内1回はグーを出す
・カイジは一回勝てばいい
・高倉は引き分けでも勝ち

グーで勝った時に《金の卵》を握っていたらボーナスが貰えます。普段はお偉いさん方に向けた接待ジャンケンとして使っているので、ゲームの内容は知り尽くしています。

カイジが勝ったら《計画の中止》高倉が勝ったら一回ごとに《パスワードを入手》することができます。

勝負は結構早めに終わったので「これだけ?」という感じでしたが、その後そうすべき理由が明かされます。

カイジはわざと2回負けたのです。1回だけ勝てば良かったのです。むしろ高倉や政府の偉い連中を騙す為にはこうする他なかったのだと思います。

3つあるパスワードの内、2つだけ分かればいいと高倉は思っていたので油断させる為の作戦でもありました。

今回はゲームで勝って終わり!という感じではありませんでした。

相手が政府だったのでスケールがでかく、もう少しゲームに重きを置いてもらえると、Eカードみたいに震える瞬間が増えたと思います。

カイジのモノマネ芸人

前の記事にも書きましたが、今作のカイジはモノマネ芸人に寄せにいっているようなシーンが多々ありました。

・あ~キンキンに冷えてやがる
・悪魔的だ~

今作でまた一つ芸人の持ちネタが増えたのではないでしょうか。前作から年月を経てものまね芸人が台頭してきたことで、そういう見方や楽しさもこの映画の見どころの一つだと。

特におすすめなのは、お笑い芸人《ガーリーレコード》の高井のカイジのモノマネです。

YouTubeにも動画をアップしています。声に関してはかなり似ています。そっくりです。今作は公式ツイッターで《カイジ語講座》といって、カイジのセリフを言う映像があります。

彼は藤原竜也公認のモノマネ芸人なので、これからどんどん活躍してほしいです。

カメオ出演

そしておなじみの福本伸行先生のカメオ出演。一作目『カイジ 人生逆転ゲーム』二作目『カイジ 人生奪回ゲーム』でもちょい役で出演しています。

顔を知っている人なら発見できたと思いますが、初めて見る人は出てたの?って感じだと思います。気になる出演シーンはというと…

序盤で高倉が政府の偉い方々に《計画》の説明をしていた時に、発言していたおじさんです。

ちょっと演技的に違和感があるので、気づきやすかったかもしれません。 そして今作は、前作からのキャストが少しだけ出演していました。

『カイジ 人生逆転ゲーム』で、カイジをギャンブルクルーズに乗せた帝愛の社員:遠藤凛子を演じた天海祐希。

『カイジ 人生奪回ゲーム』で、カイジと共に沼を攻略した:坂崎孝太郎こと生瀬勝久。

二人とも本当に少しだけの出演でしたが、カイジファンにとっては嬉しいサプライズだったと思います。

しかし一つ問題があるとすれば《利根川が出演しなかったこと》です。あの利根川が出ない、しかもファイナルで。

出演交渉が上手くいかなかったんですかね?どちらにせよもう一度見たかったです

最終的にまたもやカイジが遠藤凛子に騙されます。一作目でも騙されていましたね。やっぱりカイジはカイジなんだなと改めて感じました。

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