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『ジョジョ・ラビット』感想・評価【後半ネタバレ解説】戦争をユーモアとシリアスに表現

2020 7/09

ジョジョ・ラビット 公式Facebook

2020年1月17日に公開された映画「ジョジョ・ラビット」

アカデミー賞作品賞にもノミネートされており、スカーレット・ヨハンソンは「マリッジ・ストーリー」にも出演しています。

監督は「マイティ・ソー/バトル・ロイヤル」などを手掛けているタイカ・ワイティティ監督なので、どういった演出を見せてくれるのかとても楽しみです。

Contents

評価

3.8

評価基準について

いい意味で予想と違った展開でした。戦争をモチーフにした映画とは思えない笑いあり感動ありの映画です。

あらすじ

10歳のジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、青少年集団ヒトラーユーゲントの合宿に参加する。友達は空想上のアドルフ(タイカ・ワイティティ)。

第二次世界大戦下、ドイツ。ジョジョたち青少年を待っていたのは、クレンツェンドルフ大尉(サム・ロックウェル)や、教官のミス・ラーム(レベル・ウィルソン)らの指導によるハードな戦闘訓練だった。

2日目に命令通りウサギを殺せなかったジョジョは〈ジョジョ・ラビット〉という不名誉なあだ名をつけられ、森の奥へと逃げ出し泣いてしまう。

母親ロージー(スカーレット・ヨハンソン)がユーゲントの事務局へ抗議に行く。

その日、帰宅したジョジョは、亡くなった姉のインゲの部屋で隠し扉を発見する。中にはユダヤ人の少女が匿われていた。ロージーに招かれたという彼女の名はエルサ(トーマシン・マッケンジー)。

エルサに「ユダヤ人の秘密を全部話す」という“条件”をのめば住んでいいと持ち掛ける。エルサをリサーチして、ユダヤ人を壊滅するための本を書くことを思いついたのだ。

その日から、エルサによるジョジョへの“ユダヤ人講義”が始まった。しかしジョジョはユダヤ人は下等な悪魔だというヒトラーユーゲントの教えが、事実と異なることにも気づき始める・・

スタッフ・キャスト

スタッフ

監督:タイカ・ワイティティ

キャスト

ジョジョ・ベッツラー
ローマン・グリフィン・デイビス
主人公
アドルフ・ヒトラー
タイカ・ワイティティ
ジョジョの空想の友達
フロイライン・ラーム
レベル・ウィルソン
太った女教官
ディエルツ大尉
スティーブン・マーチャント
背の高い秘密警察の人
フィンケル
アルフィー・アレン
笑顔が不気味な教官
クレンツェンドルフ大尉
サム・ロックウェル
男気溢れる大尉
ロージー・ベッツラー
スカーレット・ヨハンソン
ジョジョの母親
ヨーキー
アーチー・イェーツ
同い年くらいの親友

映画を観るなら…

映画『ジョジョ・ラビット』は以下の動画配信サービスで配信されています。

感想・解説

良かった・面白かった点

ジョジョを主人公とした戦争の話をユーモアに、かつシリアスに描いている作品だと思います。

最初はもっとコメディが多い明るい映画なのかなと思っていました。実際そういうシーンは多く面白おかしく楽しめる雰囲気もあります。

しかし後半からは一転。戦争というものの怖さ、恐ろしさを感じさせるようなシリアスな場面がたくさんあり、臨場感というか、実際にそこにいるような感覚でした。


ストーリーは実際に起こった第二次世界大戦の時の話をモチーフにしています。

第二次世界大戦はドイツや日本、イタリアなどが同盟を組んだ枢軸国と、アメリカやロシア(ソビエト連邦)、イギリス、中国などの連合国による争いです。

それと並行してドイツのヒトラー率いるナチス軍が、優秀な民族であるユダヤ人を迫害するホロコーストが行われました。

歴史に残る大量虐殺で歴史でも勉強するので、印象に残っている方もいると思います。

ユダヤ人は今現在にも世界中に数多く存在し、有名人には映画監督のスティーブン・スピルバーグやFacebookを立ち上げたマーク・ザッカーバーグなどがいます。


ストーリーに関しては、改めて自分は戦争をテーマにした映画を見ているんだなと感じました。

ただやっぱりずっとシリアスな雰囲気だと、それはそれでいいのかもしれないですが、見ている人からすると展開に起伏がなく飽きてしまう人もいるでしょう。

それをうまく演技やストーリーの構成で面白くしつつ、かつ、戦争の恐ろしさも伝わってきたので、全体的にまとまっていて、良かったと思います。

最初は主人公のジョジョが空想上の友達ヒトラーと話で盛り上がり、そのままの勢いで外に駆けていく。

音楽もビートルズの「I Want To Hold Your Hand」を使っていて、いい選曲だなと思いました。

どことなく雰囲気が合っていたと思うので、最初のオープニングのシーンはとても印象に残っている好きなシーンです。

その後合宿に参加したジョジョ達は、親友のヨーキーと一緒に切磋琢磨しながら訓練をします。

途中気になったシーンの一つで、ジョジョが母親と食事をするシーンがあります。

ジョジョは合宿の訓練中に大けがを負ってしまい、顔に傷ができていました。

そのことを自分でディスっていて、母親に顔のことを言及された時に「僕の顔は市街地図みたいな顔だよ」と言っていたので、くすっと笑ってしまったシーンの一つです。

悪かった点

途中からは少し淡々とした展開が続いていた印象です。

前半は非常に盛り上がる部分がたくさんあり、こんな感じでずっと進んでいくのかな?と思っていました。

しかし話はジョジョが家に匿われているユダヤ人のエルサを見つけて、いろいろと話をしながら、ユダヤ人の事を教えてもらう・・という展開に入ってきます。

この時僕はこう思いました。

「前半にたたみかけるな」

あのお笑いトリオのツッコミがここでドンピシャにはまるとは思いもしませんでした。まあそんなことは置いといて・・

先程も言いましたが、この辺は少し間延びしていた感じがしました。

もう少しストーリーの強弱というか、何か大きな出来事が起こるとか、何かスパイス的な要素が欲しかったのが正直な所です。

確かに映画なのでずっと盛り上がるのは難しいと思います。

ストーリーにとって重要な、見ている人にどんな映画なのかを知ってもらうためのシーンも必要だと思うので、一概に良くなかったとはいいませんが。

ただ途中でガチの戦争シーンになった時は、本当に臨場感があって、尚且つ体験したことのないような怖さをうまく表現していたと思います。

それからは驚きの展開があったりと、終わりまであっという間だったような感覚でした。

自分はてっきり戦争のシーンの後に終わりっぽい音楽が流れたので、そこで終わるのかな?と思っていました。

その後前半の方で言っていた場面の伏線?とまでは呼べないかもしれませんが、回収していたので展開的にも良かったと思います。

タイカ・ワイティティがヒトラー役

あとはやはり面白いといえばジョジョとヒトラーの絡み

言い回しが上手いというか、10歳と話してると思えないようなユーモア溢れる会話で、ぜひ見てもらいたいおすすめのシーンです。

ヒトラーを演じているのは、監督のタイカ・ワイティティです。そう!この作品の監督です(笑)

タイカ・ワイティティは結構、自分が監督する作品に出演します。

驚いたのは、2017年公開の映画「マイティ・ソー/バトル・ロイヤル」で監督を務めながら、役者としても出演しているのですが、その役がまさかのコーグ。ソーが捕まっていた所で出会った岩みたいな巨大な男です。

作品自体も好きで良かったのですが、出演していたことにびっくしました。

ジョジョの母親を演じたスカーレット・ヨハンソン。美しい大人の女性、かつ母親をうまく演じていたと思います。

そんなスカーレット・ヨハンソンですが、2020年1月13日にアカデミー賞のノミネートがあり、まさかの主演女優賞と助演女優賞にWノミネートされました。

主演女優賞は「マリッジ・ストーリー」。助演女優賞は「ジョジョ・ラビット」です。二つの映画とも作品賞にもノミネートされているのでW受賞なんてこともあり得るかもしれません。

実際それに見合った素晴らしい演技をされているので、そちらの方も楽しみです。

他にもクレンツェンドルフ大尉役のサム・ロックウェル。渋い表情がいい演技を醸し出していました。実は同日に公開された映画「リチャード・ジュエル」にも出演しています。

太った教官のフロイライン役レベル・ウィルソンやフィンケル役のアルフィー・アレンも独特な表情で好きでした。

靴紐に隠された意味

物語の鍵として靴紐が重要なものだと感じました。

ジョジョの母親ロージーがジョジョの靴紐が解けているのを度々直すシーンがあります。最初は些細なワンシーンに過ぎないと思っていましたが、後々の展開に大きく影響しています。

このシーンには僕もびっくりしたのですが、ジョジョの母親が反ナチス運動をしていたのが原因だと思いますが、殺されて街の真ん中につるされていました。

ジョジョが母親の靴を見て気づき、その時に靴紐を直そうとするシーンがありました。

その後ユダヤ人のエルサと出掛ける時に靴紐を直すシーンがあります。

靴紐を人間に見立てて、人と人の繋がりというものを表現していたのかもしれません。

リルケの詩

作中でエルサが婚約者の事を話すシーンで、リルケの詩が好きという話をします。

このリルケ。一体どんな人なのでしょう・・

本名はライナー・マリア・リルケ。オーストリアの詩人です。日本とも関りがあり、葛飾北斎や鈴木春心などの浮世絵の感銘を受けたとされています。

映画の最後にリルケの詩「全てを経験せよ 美も恐怖も 生き続けよ 絶望が最後ではない」が映し出されました。

深いなと思いましたが、正直哲学的な事は良くわかりません。戦争や愛についてを表しているのかもしれません。いろんな考え方があり、受け止め方は人それぞれなのだと訴えかえていると感じました。

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