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ふぃる
社会人として働きながらおすすめ映画や映画のロケ地などを紹介しています。洋画や邦画など様々なジャンルの映画を見ます。

\シチュエーションや気分ごとにおすすめ映画を紹介/

映画『思い思われふりふられ』ロケ地はどこ?高台は?神戸などで撮影されました

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あらすじ

明るく社交的な【朱里】(浜辺美波)、内向的でうつむきがちな【由奈】(福本莉子)、クールな【理央】(北村匠海)、爽やかで天然な【和臣】(赤楚衛二)。

偶然出会ったタイプの全く違う4人は、同じマンションに住み同じ学校に通う高校1年生。親同士の再婚で「家族」となり、朱里に言えない恋心を抱える理央。

そんな理央に憧れるけど自分に自信が持てない由奈。和臣に惹かれていき、自分の感情に戸惑う朱里。ある秘密を目撃してしまい自分の気持ちに蓋をしてしまう和臣。

一人の告白をきっかけにそれぞれの感情は複雑に絡み合い、相手を思えば思うほどすれ違ってしまう。4人の切なすぎる《片想い》の行方は——

思い、思われ、ふり、ふられ 公式サイト

おすすめポイント

おすすめポイント
  1. 切なすぎる恋愛模様
  2. 北村匠海の内緒のポーズ
  3. キスシーン

感想・解説(ネタバレあり)

良かった点・気になった点

想像してたよりずっとリアルな恋愛模様でびっくりしました。

とにかく切ない。開始30分くらいはずっとそんな事を思っていましたが、それだけで終わらないのが恋愛映画。紆余曲折がありつつもしっかりと良い終わり方をしてくれたと思います。

映画を見る前は「浜辺美波を二時間も見れて最高」なんて事を書こうかなと思っていましたが、そんな事は言ってられないくらい奥が深く、心に刺さりました。

もちろん二時間見れて最高なのに変わりはないですが、複雑に絡み合う…どうしようもないもどかしさだったりが、絶妙に表現されており、感動しました。

自分自身あまり恋愛映画を見る機会はあまりなく、アクションやSF系ばっか見ています。しかしこういった恋愛映画もたまにはいいなと感じる事が出来た作品。

原作を見ていないのでそちらの情報は全くわかりませんが、普通に恋愛映画として楽しめると思います

恋愛って難しいですし、人間関係などうまくいかない事もあるかと思います。そんな時にいろいろと気づく事ができる、寄り添える…そんな映画になっていると感じました。

序盤の相関図

とりあえず何か複雑に変化していくので、最初の相関図を勝手に作ってみました。おそらくこんな感じかと。

これを元にストーリを解説していきます。

片思い

教室で会話をしている朱里(浜辺美波)と由奈(福本莉子)。由奈の持っている絵本の中に登場する王子様と、似てる人を発見したと言って、はしゃいでいます。

比較的明るめの性格である朱里に対して、由奈は少しうつむきがち。自分に自信がないのです。しかし幼馴染の和臣(赤楚衛二)とは普通に喋れています。

この二人に関しては特に恋愛的な関係になる描写は描かれません。てっきり全員片思いだから…

好き
  • 理央→朱里
  • 朱里→和臣
  • 和臣→由奈
  • 由奈→理央

こんな感じになるかと思っていたのですが、そうではありませんでした。だから余計複雑に。幼馴染で気持ちを伝えられないと…という展開にはならなかったです。

由奈が同じマンションに住む朱里の家を訪ねるとまさかの理央が。

二人は親同士が再婚したので、血の繋がりのない兄弟に。そして先程由奈が言っていた星の王子様に似ている人は理央でした。なんと恐ろしい展開。これが恋愛映画なのです。てかなんで同じマンションに住んでるねん。

朱里と由奈と理央の三人で勉強をするのですが、由奈の理央に対する気持ちに気づいた朱里は、わざと外に行き、二人きりにさせようとします。

理央と由奈が話をする中で、理央は「告白したくても出来ない」と発言。出来ないとは…?

内緒のポーズ・俺こっち

そして朱里も外で偶然出くわした和臣と、ブランコで会話を。まっすぐな和臣に対し、少しだけ心が動かされる朱里。恋愛ですね~

そんなこんなで朱里が家に戻ると母親が、理央と朱里の二人きりで部屋にいるんじゃないかと疑い、入ってきます。干渉する母親に対し朱里は感情を露わに。

その時由奈は気づいてしまうのです。理央の好きな人は朱里だと。

告白したくても出来ない相手。兄弟同士では叶う事のない恋に。それを目の当たりにした由奈も何とも言えない感情になります。切ない…なんて切ないんだ。

その時に理央が由奈に対してやった内緒のポーズ(勝手に命名)。口元で人差し指を立てるポーズですね。

あれは全国の北村匠海ファンはやばかったのではないでしょうか。

その後も由奈の顔をむぎゅーと掴んで「俺こっち」と発言。上を向かせる為にやった行為ですが、あれは反則ですよね。恋愛映画の感じが凄く伝わってきます。

マッドマックス 怒りのデス・ロード

マンションのロビーで会った理央と和臣。TSUTAYAで借りたDVDを持っていた和臣に対し、理央は「何借りたの?」と聞きます。和臣は…

マッドマックス

すかさず理央が「マッドマックスの…?

怒りのデス・ロード

いやいや。あんたらの世代だとほぼ確実に怒りのデス・ロードでしょう。

その作品以前に三作『マッドマックス』シリーズが製作されていますが、一作目は1979年。三作目は1985年なのでおそらく若い世代にはわからないと思います。

まあ自分もその世代ではないですが。ちなみに僕も字幕派です。

朱里と和臣

夜コンビニで立ち読みしている朱里。すると彼女の前に和臣が現れます。朱里はいろいろと悩みを抱えており、文句を言っています。そんな彼女を気遣い、寄り道する和臣。

そこは街が見下ろせる高台。夜景が綺麗ですごくいい場所です。地元にもあんな所あったらいいのにな…

まあそんあ話は置いといて、二人は家族の事で悩んでおり、共通点も多いです。話をする中で和臣が…

ごめんね。ありがとう。それだけでいいのに。

確かにそうですな。それを聞いた朱里は共感し、どきっとした表情を見せます。あれは完全に恋に落ちた顔ですね。とてもわかりやすい演技でしたが、それもいい。

そしてマンションに帰宅する二人を目撃する理央。まじでやめてくれ。切ないから…

私だけ楽になってごめん

図書館で勉強をする理央と由奈。由奈は理央に対する気持ちが日に日に高まっており、心の中で「好きのやめ方わかんないよ」と感じます。

そんな言葉あります?名言ですね。まあ一度好きになったら簡単に忘れられないですよね。

そこにうざそうな女三人がやってきて理央に話しかけます。そいつらはただ理央と話したかっただけですが、理央は「具合が悪い」と嘘を付いて帰ろうと。

まあ具合が悪いというのは嘘で、由奈が遠慮して何も聞いてこないと思っての配慮でした。さすが理央。素晴らしい気遣いですね。こりゃモテるわ

すると突然雨が降ってきたので、急いで屋根のある所に避難します。由奈の手を引っ張りながら走る理央。そんな理央に対して気持ちが抑えられなくなる由奈。

そしてついに由奈は自分の気持ちを正直に伝えます。「理央くんが好き」

困惑する理央。理央の好きな人は朱里だと知っているので、由奈はふられる覚悟です。引きずらないようにしっかりとふってもらう事で、友達くらいにはなれるよね?と莉子は考えます。

その後由奈が「私だけ楽になってごめん」と発言。こんな切ないセリフありますか?理央も苦しいでしょうけど、ふられた由奈も相当苦しいと思います。

しかも楽になったかどうかは分かりません。実際は辛いはず。簡単に切り替えられるものではないですからね。このセリフにはぐっときました。

浜辺美波のキス

朱里が体育の授業で倒れてしまい、保健室に運ばれます。保健室に運んだのは和臣でした。しかもお姫様だっこで。心配する理央でしたが…

体調が良くなった朱里は保健室を出て歩いていると…和臣に会います。心配する和臣は朱里に飲み物を渡し、立ち去ります。それを眺めていた理央の手には同じ飲み物が。

渡そうとしたのに渡せない。理央はなんだか可哀想な場面が多いです。

その後帰り道で大雨が降り、偶然会った理央と朱里は一緒に帰ります。道中話をするのですが、理央は朱里に対し「和臣の事好きなの?」と質問。

それに対し朱里は嫌がっている様子。兄弟であまり恋愛話はしたくないようです。雨の音で会話が聞こえないので、理央は朱里の傘に入り相合傘状態に。

車が来てたので少し避けたその直後になんと理央は朱里にキスします

浜辺美波のキスシーンはなかなかない貴重な映像。そして北村匠海と浜辺美波は相変わらず結ばれないね~

キスに対し怒る朱里。「ノリでこういう事しないでよ!無かった事にしてあげる。努力を無駄にしないでよ!」と言い立ち去ります。後悔する理央。しかし朱里もまた複雑な心境を抱えながら日々を過ごしていたのです。

朱里と理央の過去

朱里と理央は中学の同級生。転校してきた朱里を好きになった理央は、告白しようと朱里にラインで「話がある」「三時に公園に来て」とメッセージを送ります。

既読がつかないので、理央は朱里の携帯が壊れててメッセージは届いてないと思っていたのですが、実はそうではありませんでした。

まあラインは通知機能があるので、既読を付けなくても画面に流れてくる文章を読めばいいだけの事。そして理央からのメッセージを通知上で読んだ朱里は、理央に告白されると思ったのです。

急いで公園に向かう朱里。しかし外で偶然母と再婚相手の父親に出会い、父親の息子が理央だと知ります。葛藤する朱里。家族の為に自分の気持ちを抑え…

わざと携帯を水の中に落としました

携帯が壊れてれば理央も納得してくれるだろうと思っての行動です。誰も傷つかない方法。朱里に対する重圧はどれほどあったのだろうか?想像しただけで恐ろしいです。

中盤からの相関図

最初とは打って変わっていろいろと複雑に変化する関係をまとめてみました。

アバウト・タイム

外で映画の撮影をする和臣。朱里はそれを見つめています。朱里は和臣に話しかけ「おすすめの映画ある?」と聞きます。和臣がおすすめしたのは…

アバウト・タイム

2014年公開のイギリスの映画。主人公がタイムトラベルを繰り返しながら本当の愛を探すSF恋愛映画で、評価も高く恋愛映画ではおすすめの作品です。

監督のリチャード・カーティスは映画『ラブ・アクチュアリー』などを手掛ける人物。クリスマス直前の恋愛模様を描いている作品です。

・リーアム・ニーソン
・エマ・トンプソン
・コリン・ファース
・キーラ・ナイトレイ

などが出演。キーラ・ナイトレイは『パイレーツ・オブ・カリビアン』でヒロインを演じている女優。コリン・ファースはスパイアクション映画『キングスマン』などに出演する俳優。

ちなみに和臣の部屋に飾ってあったポスターは『ボーン・アイデンティティ』のポスター。マッド・デイモン主演のアクション映画です。

夏祭り

夏祭りに行く四人。莉子は自分を変えようと前向きになります。男女四人で浴衣姿でお祭りなんて、憧れますよね…

四人で射的などをするのですが、景品を貰った和臣は、ゴリラのぬいぐるみみたいなのを朱里にあげます。少し嬉しそうな朱里。しかしその後はぐれてしまいバラバラに。

場所取りをしている由奈の元にクラスメイトの男がやってきます。楽しそうに話す二人を目撃する理央。理央は前向きになった由奈に好意を寄せていました。

またかよ。理央は相変わらず辛いですね…

そして朱里を発見した和臣。連絡先を知らない二人は交換するのですが、朱里が…

付き合ってる人とかいる?もしいなかったら私たち付き合ってみませんか?

こんな事言われてみたいですよ。しかしそんな事も言ってられないシリアスな場面です。和臣は「好きとかじゃないから」と朱里を突き放します。何故断ったのか?それは朱里と理央のキスシーンを偶然見ていたから。

その時自転車が倒れるのですが、その自転車を倒したのは和臣。

それを見ていたので、嘘を付く仕草をしながら、朱里をふったのです。理央の為に自分の気持ちを消したのかもしれません。切ないです。

文化祭

文化祭がスタート。朱里の中学の友達もやってきます。その中に朱里の元カレも。二人は外で会話をします。朱里は元カレに「別れた後も好きだったよ」と発言。それに対し元カレが…

一番大事な時に言わないんだな。なるべく自分がかっこ悪くならないようにしているだけ。いつも上から目線。中身からっぽだな。

この言葉に何か思う所があったのでしょうか。確かに今の朱里はそんな感じです

そして由奈もクラスメイトの我妻に告白されていました。急いで朱里を呼び出す莉子。しかし由奈は告白を断ります。朱里は不思議そうな感じですが由奈は…

今すぐこの気持ちを理央に伝えたい

自分が変われたのは理央のおかげ。そう思っている由奈は、理央に感謝の言葉を伝えるべく理央を探します。しかし理央は文化祭の出し物でコスプレをしており、恥ずかしいので隠れていました。

そんな中由奈と我妻が手を繋ぎながら走っているのを目撃。いてもたってもいられず、由奈を探し回ります。すれ違う二人。そしてようやく二人は出会います。

由奈は理央に対しお礼を言いますが、理央は自分の気持ちを正直に伝えます。

もう一度俺の事好きになってほしい

こうしてようやく二人は結ばれるのです。

和臣と朱里

時はクリスマス。理央と由奈がデートしている中、朱里はケーキを売っており家に帰っても一人です。親が離婚するかもという話も出ており複雑な心境。

そんな中和臣を誘いあの高台でクリスマスパーティーを開催。お互い大変な環境で育ってきたので、やりたい事を我慢しています。二人は大きな声で…

・朱里→通訳になりたい
・和臣→映画を作る仕事をしたい

高台から叫びます。初めて自分の気持ちを口に出した和臣はとても嬉しそう。そして二人は同時に「来年のクリスマスもここに来ない?」と言うのです。

しかし現実は残酷。理央の父親が海外転勤の為どうするか話し合いをしており、通訳になりたい朱里は、勉強も兼ねて父親に付いていく事を決意します。

そんな事はつゆ知らず、和臣はどうする事もできません。しかし理央は和臣が朱里の事が好きだと気づいており、何もしない和臣に対し…

後付けで出来ない理由を探すのは得意だよね

厳しい言葉を掛けます。まあ確かにその通りなんですが、人間なのでそうなっちゃうんですよ。わかってはいるのですが…

それを聞いた和臣は朱里に「高台で待ってる」とメッセージを送ります。理央が朱里にメッセージを送った時と似たようなシチュエーション。

そこでお互いの気持ちを言葉にして、和臣が朱里に告白。二人は無事に結ばれました。

そして理央と由奈にも連絡し、四人が高台に集合。やっと全員の想いが通じ合い、幸せになれた瞬間。最高のエンディングだったと思います。

主題歌について

今作の主題歌はOfficial髭男dismの「115万キロのフィルム」です。

まじでこの主題歌にして正解だと思います。最高です。

まずこの歌が流れるタイミングが絶妙で、素晴らしいです。あのエンディングとこの歌の組み合わせは、映画の株を上げた要因の一つといってもいいくらい、最高の瞬間。

そしてエンディングの映像は、キャストがフィルムに映る演出になっており、彼らの人生がフィルムに乗せて流れていく…まさにこの歌そのもの。

劇中でも映画に関する話題が出てきていたので、まさにうってつけの主題歌だと思います。

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