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社会人として働きながら趣味の映画の感想や考察などを書いています。洋画や邦画など様々なジャンルの映画を見ます。

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『ダンケルク』感想・評価【ネタバレ解説】ノーラン監督にしてはシンプルな映画

ダンケルク 公式Facebook

2017年9月9日公開の映画『ダンケルク

第二次世界大戦のダンケルク撤退を描くクリストファー・ノーラン監督の映画です。様々な視点から描かれるストーリーを解説していきたいと思います。

映画に対する評価、感想を交えたネタバレ解説気になったポイントを書いています。

Contents

評価

3.8

評価基準について

空・海・陸からの視点を同時に描くことによりまた違った戦争映画になっている思いました。ノーラン監督にしてはシンプルな感じ

あらすじやキャストはこちら

感想・解説

良かった点・気になった点

今作は時間軸にずれはあるものの、複雑でなく割とシンプルで見やすいです

逆に今までの作品が難しすぎて、そう捉えてしまうだけかもしれませんが、美しい映像と兵士たちの奮闘が伝わってくる作品だと思います。

実話を元に描かれており、戦争映画をノーラン監督独自の視点で作りあげた、他の作品とはまた違った見方が出来のではないでしょうか。

没入感という点では2020年公開の映画『1917 命をかけた伝令』の方が優っていると思います。ほぼワンカットで撮っているので…

印象的だったのは二つ。

一つは【セリフが少ない】という事。

冒頭からエンディングまでほぼセリフがありません。特に冒頭は二言くらいしかセリフがなく、それが逆に戦争映画の迫力を引き出していたと思います。

今作は主人公含め若い兵士役は、無名の新人俳優を起用しているので、セリフがない方が彼らにとっても良かったのではと感じました。

棒読みとかされると台無しですもんね。

二つ目は【音楽が印象的】という事。

ノーラン監督の作品は音楽が特徴的で、その都度シーンを盛り上げてくれたり、不安を煽るような演出の手助けをしたりなど、うまく音楽を取り入れています。

戦争映画なので、敵襲や見えない攻撃などが多くあります。セリフが少ない分音楽が際立っており、全体を通しても重要な役割を果たしていたと思います

映画の上映時間も1時間46分とそれほど長くなく、ノーラン監督の前作『インターステラー』の2時間49分に比べたら見やすいです。時間軸もそれほど難しい感じではなく…

・陸…一週間
・海…一日
・空…一時間

これらが同時に進行しながら物語は進んでいきます。一体どういう風に関係してくるのか解説していきます。

陸(一週間)

ダンケルクの街中で襲撃にあう主人公トミー。何とか助かり浜辺に出ると、そこには多くのイギリス・フランス兵が。

ちなみに街に散らばるチラシを撒いているのはクリストファー・ノーラン監督本人だそう。自分でやるのは凄いですよね。

そこで出会った無口な兵士ギブソンと共に怪我人を運び、そこから行動を共にします。

その後空爆に遭い船が襲撃されます。その時トミーが助けたのがアレックス(ハリー・スタイルズ)です。基本的にはこの三人が一緒に行動しながら物語は進んで行きます。

一度は救出に来た船に乗り込む三人と他の兵士でしたが、魚雷の迎撃に遭い、命からがら逃げ出します。災難が続きますね。

結局沖に戻されてしまった彼らは、新たに発見した商船の中に潜り込み、潮が満ちるのを待ちます。しかしそこで襲撃を受け、絶体絶命のピンチに…

そこでいざこざがあり、無口なギブソンに向かって、アレックスはドイツ軍の裏切り者だと指摘。

実はギブソンはイギリス軍ではなくフランス軍の兵士でした。フランス軍の人たちは船に乗れなかったので、死んだイギリス兵の制服を借りて化けていたのです。

無口なのはしゃべるとフランス人とバレるからです。

しかし揉めてる間に船が沈みそうになります。何とか脱出した三人はイギリスから来た多くの小型船に救出されます。その一つがドーソンの船です。

陸の【一週間の時間軸】がここで【海の一日の時間軸】と重なります。

海(一日)

イギリス軍救出の為、一般の船も駆り出されダンケルクに向かいます。ドーソンとその息子ピーター、そしてジョージの三人です。

航海の途中一人のイギリス兵を助けます。彼はとても怯えている様子。砲弾ショックにより、Uボートと爆撃機を恐れていたからです。

Uボートと言うのは、ドイツ海軍の潜水艦の一種で、第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけて多大な活躍をしました。

そんな彼を船に乗せダンケルクに向かいます。キリアン・マーフィーはほとんど怯えているだけです。簡単なお仕事です。

しかしこの謎のイギリス兵がダンケルクには戻らないと駄々をこね、ドーソンと揉めます。そのはずみでジョージが転倒し、頭に怪我を負います。まったくやらかしてくれますね

その後空軍の一人コリンズを救出します。トム・ハーディじゃないほうです。

そして今度は重油まみれのイギリス兵を数十人救出することに。どんどん増えていきます。そこには主人公含む三人組も

先程は空の【一時間の時間軸】と重なり、ここでは陸の【一週間の時間軸】と重なります。

空(一時間)

イギリス空軍パイロットのファリア(トム・ハーディ)とコリンズ。

イギリス兵救出の為ダンケルクに向かいます。序盤で隊長がやられ戦闘機が墜落。無線の声でマイケル・ケインだと分かりましたが、あっさりフェードアウト。

他の映画の撮影で忙しかったのかな?

途中でコリンズが不時着し一人での戦いになります。燃料計が壊れどのくらいの燃料が残っているのかわからなくなるのですが、淡々と敵を攻撃していきます。

戦闘機から映される映像はとてもリアル。毎度のごとく戦闘機にカメラを取り付けて撮影しているのでしょう。

トム・ハーディはほとんどの撮影を戦闘機の中で過ごしたので、共演者は顔をあわせる機会があまり無かったそうです。

最後も敵の戦闘機を撃つ落とすファリア。最後はダンケルクに着陸し敵軍に捕まってしまいます。燃料が残ってなかったのかもしれません。

ここですべての時間軸【陸・空・海】が繋がります。

無事に撤退も完了し列車で帰るイギリス兵。首相は演説を行い感謝の辞を述べました。そして途中で死んでしまったジョージは、ダンケルクの英雄として新聞に載ります。

ダンケルク大撤退とは?

第二次世界大戦中のダンケルクの戦いの大規模撤退作戦です。イギリス側のコードネームで【ダイナモ作戦】とも言われています。

イギリスの首相チャーチルがドーバー城地下の海軍指揮所の一室【ダイナモルーム】で概要を説明したことが由来だそう。フランス北部にあるダンケルクは、ドーバー海峡を挟んでイギリスの近くにあります

約860隻の船が手配され、約33万人の兵士たちがダンケルクから脱出しました。貨物船や遊覧船、漁船などありとあらゆる船が駆り出されました。

小さな船が起こした奇跡はイギリス国民の心に深く刻まれる事になりました。

しかし実際は兵士の約70%は大型の駆逐艦などに乗り込み撤退していたそう

映画内ではフランス軍が撤退できない様な感じに描かれていますが、実際は13万9000人のフランス人がダンケルクから撤退しています。

史実と違う点

ダンケルクの大撤退を元にストーリーは進んでいますが、登場人物などはフィクションの部分が多いです。史実と違う部分も多くあります。一部ではありますが、解説していきます。

ビーチでのシーン

ビーチで撮影した際、実際はもっと晴れていたそう

映画では雲が多く薄暗い感じでした。ノーラン監督は戦争映画の緊迫した雰囲気を観客に理解してもらうのに役立つと説明しています。

ドイツの戦闘機

映画ではわかりやすいように機首を黄色に塗っていましたが、実際はダンケルク大撤退の一ヶ月後に黄色に塗られたそう

イギリス兵以外も

ダンケルクにいた兵士はイギリス兵だけではなく、フランス兵やアフリカ、インド出身のイギリス兵もいたそうです。

ダンケルクの街並み

現代の街並みの映像が航空写真として使われていましたが、実際は避難時まで町は荒廃していました

あらすじやキャストはこちら

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