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社会人として働きながら趣味の映画の感想や考察などを書いています。洋画や邦画など様々なジャンルの映画を見ます。

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『ダークナイト』感想・評価【ネタバレ解説】ナース姿のジョーカーの歩き方が可愛い

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2008年8月9日公開の映画『ダークナイト

クリストファー・ノーラン監督の《ダークナイト・トリロジー》2作品目にして、ヒース・レジャー演じるジョーカーの狂った演技が話題となりました。

シリーズの中でもトップクラスの人気を誇る今作を、解説していきたいと思います。

映画に対する評価、感想を交えたネタバレ解説気になったポイントを書いています。

Contents

評価

4.0

評価基準について

ジョーカーとバットマンの《宿命》を感じられる深い作品だと思います。ヒース・レジャーのジョーカーが恐ろしいくらいに狂気的で、見ていて飽きません。

一体次回作はどうなってしまうのか…

あらすじ・キャストの記事はこちら

感想・解説

良かった点・気になった点

ついに登場したジョーカー。そのキャラの強さで映画を盛り上げてくれました。

映画全体が重く深みがあり、人間性を問うようなジョーカーの行為。バットマンとして本格的に行動し始めたブルースとの果てしなく繰り広げられる戦い。

二時間半と長いですが、最初から最後まで目が離せない。と言うかずっと見入ってしまう…そんな映画だったと感じました。

前作『バットマン ビギンズ』に比べて、やや落ち着いた印象の今作

アクションシーンがそこまでなかったりするので、わかりやすいドンパチはあまりなく、どちらかと言うと人間と人間が戦っているような感じです。

ジョーカーは狂気的でやばいですが、格闘に関してはあまり得意ではなく、銃やナイフで戦うスタイル。

バットマンにとっては、常軌を逸している上に何を考えているのかわからない《とてもやりにくい相手》です。

二人は幾度となく争うのですが、結構ジョーカーにやられっぱなしの印象です。後手後手になっており、警察も無能なやつばっかり。

ジョーカーをバイクで轢くことができる場面があったのにも関わらず、人を殺さないと決めているバットマンは躊躇します。

そういった《心の葛藤》もすごく丁寧に描かれていて、多くの部門でアカデミー賞にノミネートされた理由がわかる作品になっています。

終わり方もかっこよくて好きです。三部作の二作品目なので難しいのかもしれませんが、ああいう終わり方も今作のような雰囲気の映画ならありなのかな?と思いました。

こう言った三部作で、二作目がヒットすることはなかなか珍しいのではないかと思います。

だいたい最初の作品はヒットして、続編は少し微妙みたいなパターンが多いですが、続編の『ダークナイト ライジング』も大ヒットを記録したので…

すべてが高いレベルで面白い映画として、他にはない一つの特徴と言えるかと思います。

偽バットマン?スケアクロウ?

映画の序盤のシーンで、怪しげな取引現場にバットマンが現れます。しかしいとも簡単にやられてしまう。

そこに本物のバットマンが車に乗ってやってきます。バットマンを尊敬しているのか、いたずらかわかりませんが、そういった輩が多く出てきます。

取引現場には前作に登場した、ガスを噴射させる悪党《スケアクロウ》がいます。前作で逃げられてしまいましたが、こんな所にいたのか…

結局みんなまとめて捕まります。スケアクロウは「君は異常だ」と言い、偽バットマンは「俺とどこが違う?」と問いかけます。

何かかっこいいセリフでも言うのかなと思いましたが…「ホッケー防具など着ない」と言い去っていきます。

面白くて好きなシーンの一つです。

狂気的なジョーカー

今作の最大の見どころ。何と言ってもジョーカーの狂った演技です。

彼がいなかったらここまでヒットしていなかったでしょうし、ジョーカーを演じたヒース・レジャーの徹底した役作りが、より良い作品になった要因の一つです。

他の悪役と違うのは犯罪を心から楽しんでるという事です。

誰かの為にしょうがなく人を殺したとか、悔い改め仲間になったりとか、そんな悪が実はいい人みたいな、よくあるパターンではなく…

純粋に悪です。最初から最後まで悪です。それを徹底していたことが良かった部分でもあると思います

そして意外にも頭がいいことがバットマンとの争いの中で証明されています。

バットマンはジョーカーに出し抜かれることが多く、むしろバットマンの頭が悪いんじゃないかなと思うくらいジョーカーがキレています。

しかもなかなか嫌な方法で揺さぶってきます。二つの船に爆弾を仕掛け爆弾のスイッチを押すと、もう一隻の船が爆発し、自分たちが乗っている船は助かるという…

人間の醜い部分がでるようなやり方です。一隻には善良な市民。もう一隻には刑務所の囚人

それもあってか物凄く揉めます。市民たちは「囚人なんだから死んでもいい」くらいの考えを持つ人も多く、スイッチを押そうとします。

囚人たちは「早くこうするべきだった」と、スイッチを船から投げ捨てます。囚人たちの方が心が素晴らしいような気がしますが、市民の言い分もわかります。

スイッチをタイムリミットまでに押さないと、自分がいる船が爆発する仕組みになっていましたが、結局どちらも押しませんでした。

人間の本質を問いただそうとしたジョーカーですが思惑通りにはいきませんでした。

僕が思うには、スイッチを押したらもう一隻の船ではなく、自分たちの乗ってる船が爆発するのかなと思いました。そうすれば自業自得というか、より面白い結果になるんじゃないかと…

こんな事を考え付く私は、ジョーカーと思考が一緒なのかもしれません。

口の傷の秘密

様々な映画で、それぞれ違った《ジョーカー》が登場します。今作のジョーカーは口の周りに傷があります。

ジョーカーがまだ子供の頃。父親は酒浸りでろくでもない奴でした。ある時激しく暴れた父親を止めようと、母親が包丁で防衛しました。

それが気に入らなかった父親は、母を包丁で刺し殺しました。

笑いながら刺し殺す父は、ジョーカーに向かって「そのしかめツラは何だ?」と言います。そう言って口の中に刃を入れて一言…

笑顔にしてやるぜ

めちゃくちゃ怖いですね。そのシーンを見ているだけでも辛かったです。想像もしたくないです。こうしてジョーカーの《笑顔のような顔》が出来上がりました。

2019年公開の映画『ジョーカー』ではホアキン・フェニックスがジョーカーを演じています。彼は笑ってしまう病気で、口の周りの赤い傷も、自分でペイントしています。

作品によって設定が違うのも、それぞれ個性があっていいのではないでしょうか。

ジョーカーの歩き方

これは一番見てもらいたいシーンです。もはやコメディです。

病院にいるハービーを襲いに行くジョーカー。ハービーと会話をし病院を出ます。歩きながら爆破スイッチを押すのですが、なかなか爆発しません。

ジョーカーは「あれ?なんで爆発しないのだろう?」という表情をしながら何度も病院を振り返ります。二度見ではなく、四度見くらい…

もうそれが面白くて仕方ないのと、てくてく歩いている感じがとても可愛いです。なぜかナース姿になっているので、それも含め衝撃の映像になっています。

あんな所にジョーカーが?

これはあくまでも推測の域になるのですが、ある場面でジョーカーがいたのではないかと言われています。

それはブルースと連れの女性、元恋人のレイチェルと新任検事のハービーが4人で食事をしている場面で、後ろに座っている茶髪のパーマっぽい男がジョーカーそっくりなのです。

そう思ったのには訳があり、映画の一番最初のシーン。ジョーカーとその仲間が銀行強盗をする前に、後ろ姿のジョーカーが映り、ピエロのマスクをかぶります。

その時のジョーカーと、彼らの後ろに座っている人物がとても似ているのです。もしかしたら情報収集をしているのかもしれません。

しかし映像をよく確認すると似ている人でジョーカーではないみたいです。

事実ではないにせよ、そういった事を話し合うのも、映画の醍醐味ではないでしょうか。

ハービー・デント

新任検事のハービー・デント。彼はゴッサムの希望の星と言われている熱い男です。大量の悪党を捕まえたりと街の平和に貢献しています。

しかし恋人であるレイチェルと同時に誘拐され、別の場所で監禁されることに。監禁したのはジョーカーです。バットマンがハービーの所に助けに来ましたが、レイチェルの方はあと一歩及ばず…

爆発に巻き込まれ亡くなってしまいます。

自身も爆発によって、顔の半分が焼かれます。原作での敵トゥー・フェイスの誕生です。

それがきっかけでレイチェルを連れ去ったジョーカーの手下・マフィアとも繋がっていた警察官を、次々と殺していきます。

そしてその警察官を指導していた上司:ゴードンを殺そうとします。責任を感じたゴードンは謝りますが、聞く耳を持たないハービーは、ゴードンの息子を殺そうとします。

間一髪の所でバットマンが助けにきますが、ハービーとバットマンの二人とも、高い所から落ちて、ハービーだけ亡くなります。

バットマンは助かりますが、ハービーが正義の味方ではなく、殺人犯と知ったら、街は立ち直れないと危惧します。ジョーカーの勝ちだと。

しかしバットマンは、ゴードンに事実を隠すことを要求し自分がやったことにしろと言い、ハービーの罪を被ります。街にはヒーローが必要なのです。

最後にゴードンのナレーションで…

彼はヒーローではない。沈黙の守護者。我々を見守る監視者。暗黒の騎士だ。

めちゃくちゃかっこいいです。ハービーが街の希望《光の騎士》なのに対して、バットマンは《暗黒の騎士》ダークナイトだと。

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