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『バットマン ビギンズ』感想・評価【後半ネタバレ解説】バットマン誕生を描く最初の作品

2020 7/12

ワーナーブラザーズ公式Facebook

2005年6月18日公開の映画『バットマン ビギンズ

バットマンシリーズをリブートした、クリストファー・ノーラン監督の三部作《ダークナイト・トリロジー》最初の作品です。

どのようにしてバットマンが誕生したのか、詳しく解説していきたいと思います。

記事前半はネタバレなしで映画に対する評価やあらすじキャストについて解説、無料で映画を見る方法などを紹介。記事後半は感想を交えたネタバレ解説気になったポイントを書いています。

Contents

評価

3.8

評価基準について

シリーズ全体として見ると、三部作の最初にふさわしい映画だと思います。クリスチャン・ベイルの《バットマン》がかっこよかったです。

トランプの裏に描かれた人物とは…

あらすじ

ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)の頭から片時も離れることがないのは、眼前で最愛の両親を射殺された忌まわしい記憶。

ゴッサム・シティーの路上で起きたその事件以来、ブルースの人生は一変したのであった。

ブルースの幼馴染で今では地方検事のレイチェル・ドーズ(ケイティ・ホームズ)は、ゴッサム・シティーにのさばる凶悪犯に手を焼いていた。

犯罪組織のトップに君臨するカーマイン・ファルコーネ(トム・ウィルキンソン)らの仕業によって、この街の司法制度は腐敗しきり、法の力は無に近い状態だった。

ブルースは忠実な執事アルフレッド(マイケル・ケイン)、善良な警察官ジム・ゴードン(ゲイリー・オールドマン)科学者ルーシャス・フォックス(モーガン・フリーマン)らの協力を得て、「もうひとりの自分」を解き放つ。

それは正義を全うすべく揺らぐことのない信念と強靭な肉体を漆黒のスーツに包み、恐怖を敵の心に植えつける闇の騎士”バットマン”だった。

バットマン ビギンズ 公式サイト

スタッフ・キャスト

スタッフ

監督:クリストファー・ノーラン

キャスト

ブルース・ウェイン/バットマン
クリスチャン・ベイル
バットマン
ヘンリー・デュカード
リアーム・ニーソン
ヒマラヤで
会った師匠
レイチェル・ドーズ
ケイティ・ホームズ
ブルースの
幼馴染
アルフレッド・ペニーワース
マイケル・ケイン
ウェイン家
の執事
ジェームズ・ゴードン
ゲイリー・オールドマン
ゴッサム市警
ルーシャス・フォックス
モーガン・フリーマン
スーツなどを
一緒に開発
ジョナサン・クレイン/
スケアクロウ
キリアン・マーフィー
精神科医
嫌なやつ
ラーズ・アズ・グール
渡辺謙
チベットに
いた人
カーマイン・ファルコーニ
トム・ウィルキンソン
マフィアのボス
リチャード・アール
ルトガー・ハウアー
ウェイン産業
のCEO
トーマス・ウェイン
ライナス・ローチ
ブルースの
父親
マーサ・ウェイン
サラ・スチュワート
ブルースの
母親
ジョー・チル
リチャード・ブレイク
ブルースの
両親を殺害

キャストについて

今作の見どころの一つとして、俳優陣が豪華で名優ぞろい。

主演のバットマンを演じたのはクリスチャン・ベイル

彼は『ターミネーター4』や『フォードvsフェラーリ』などに出演する一流俳優です。ジブリ映画『ハウルの動く城』のアメリカ版のハウルの声優も務めています。

役者としての情熱が凄く、役作りの為に体重を増減していることで有名です。ある映画の撮影では、ツナ缶1つ・リンゴ1個だけで過ごし、約30kg体重を落とし54kgに。

その後すぐ『バットマン ビギンズ』の撮影が控えていた為、アイスクリームなどを食べ半年で86kgまで体重を増やしたそうです。

今作最大の敵:ラース・アズ・グールを演じたのはリーアム・ニーソン

彼は『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のクワイ・ガン役で知られている俳優です。

詳しい事は別の記事に書いてあります。

ブルースの幼馴染で検事補のレイチェルを演じたのはケイティ・ホームズ

彼女はアメリカの女優で、過去にあのトム・クルーズと結婚していました。現在は離婚していますが、子供がおり、親権はケイティが持っているとのことです。

今作『バットマン ビギンズ』以外では、これと言った有名な作品には出演していません。

ウェイン家の執事:アルフレッドを演じたのはマイケル・ケイン

彼は多くの作品に出演する名優で、『ダークナイト』シリーズや『キングスマン』シリーズなどに出演しています。クリストファー・ノーラン監督の作品に出演することが多く…

ほぼノーラン監督の専属と言ってもいいでしょう。2020年にはクリストファー・ノーラン監督の『テネット』が公開予定。もちろんそれにも出演する予定です。

ゴッサム市警のゴードンを演じたのはゲイリー・オールドマン

彼の作品でみなさん知っているのはおそらく『ハリー・ポッター』シリーズのシリウス・ブラックではないでしょうか。初めて知った時はイメージと違っていたので驚きました。

同業者からリスペクトされている事で有名らしく、ダニエル・ラドクリフやジョニー・デップ、ブラッド・ピットなどがいます。 ブラッド・ピットからは《God:神》と呼ばれているそうです。

科学応用部の社員:フォックスを演じたのはモーガン・フリーマン

彼も素晴らしい俳優の一人で『ショーシャンクの空に』など数多くの映画に出演しています。温厚な人柄と優しい演技が支持されているのかもしれません。

マスクを被った敵:スケアクロウを演じたのはキリアン・マーフィー

彼もマイケル・ケイン同様クリストファー・ノーラン監督の作品に多数出演しており『インセプション』や『ダンケルク』などがあります。

青い瞳が特徴であり、俳優のコリン・ファレルやリーアム・ニーソンと仲が良いらしいです。

偽物のラース・アズ・グールを演じたのは、皆さんご存じ世界に誇る日本の俳優:渡辺謙

今作は日本語吹替を渡辺謙ではなく他の声優さんが担当されたそうです。なぜかはわかりませんが…

無料で映画を観るなら…

映画『バットマン ビギンズ』は以下の動画配信サービスで配信されています。

無料トライアル期間を使えば、無料で映画を視聴することができます。

バットマン ビギンズ

配信状況により無料でない場合があります

感想・解説

良かった点・気になった点

クリストファー・ノーラン監督の《ダークナイト・トリロジー》最初の作品。トリロジーと言うのは三部作という意味です。

興行的には振るわなかったものの、次回作『ダークナイト』に続く重要な作品として、バットマンのいろんな側面を描いた、いい映画だったと思います。

シリーズ全体としてやや重い雰囲気の中で話が進んで行く中で、ド派手にドンパチするシーンがあったり、アクションシーンがあったりと…

そういったわかりやすい、ハラハラドキドキ興奮できるシーンが多かった印象です。

大ヒットした『ダークナイト』に比べると、キャラの強さなどに劣る部分はあるかもしれないですが、最後のモノレールの中でのアクションは、息もつかない臨場感が伝わってきて、印象的なシーンの一つです。

最初のバットマンは結構普通の人間ぽい感じです。移動手段も車ですし、空も飛べません。ワイヤーで移動したりしますが、だんだんと進化していきます。

超人的な力を持つヒーローではない分感情移入できたり、かっこいいと思える身近なヒーローになり得たのかもしれません。

バットマン作品は、これまでたくさんリブートされていますが、クリスチャン・ベイルの《バットマン》が好きという人は多いのではないでしょうか。

まあこれは個人的な意見ですが、DCEUでバットマンを演じている、アメリカの俳優:ベン・アフレックのアクションは《動きが鈍い》ような気がします。

もちろんベン・アフレックのバットマンは好きですし、批判するつもりもないですが、すらっとしたクリスチャン・ベイルの方が、俊敏な動きをしていて、かっこいい感じがします。

ベン・アフレックのバットマンは安心感があり、どちらも甲乙つけがたいです。

ジャケットを交換したおじさん

大人になったブルースは、殺人犯のチルを殺したマフィアのボス:ファルコーニに会いに行きます。しかし軽くあしらわれ、追い出されてしまいます。

自分の正体を悟られないように、外にいたホームレスのおじさんとジャケットを交換します。上等なジャケットをもらったおじさんは気にいった様子です。

それから何年かしてブルーズがゴッサムに戻り、バットマンとしての活動をしていくなかで、再びこのおじさんが登場。

その時もブルースに貰ったジャケットを着ています。わかりやすい演出ですが、気づいた方は多かったのではないでしょうか。

ブルースがそのおじさんに「いいコートだ」と言います。

そのおじさんは、別に何もないただのおじさんですが、そういった細かな演出にも、こだわっているのが伝わってきました。

バットマン誕生まで

裕福な家庭に生まれ、不自由のない生活をしていたブルース。小さな時に幼馴染のレイチェルと遊んでる時に、井戸みたいな所に落ちてしまい、大量のコウモリが襲ってきます。

父親が助けてくれたのですが、あの出来事以来、コウモリに対する恐怖心で、幻覚を見るようになります。

ある時両親と三人で舞台を見に行ったのですが、鑑賞している最中ブルースが幻覚を見て体調が悪くなり途中で帰ることに。

その劇場を出てすぐに、強盗に襲われます。ブルースの父親は財布を差し出しますが、犯人は両親を二人とも殺します。

多くの作品でこのシーンは再現されていますよね。スパイダーマンがベンおじさんをリブートする度に殺されるのと一緒です。

両親を亡くしたブルースは、執事のアルフレッドに育てられ、立派な大人になるのです。

時は経ち、大学生となったブルースは、昔自分の両親を殺した殺人犯:チルが釈放される事を知る。彼はゴッサムのマフィアに不利な証言をする代わりに釈放されたのです。

ブルースは犯人を自分の手で殺してやろうと決めるのですが、ぎりぎりの所で何者かがチルを殺します。

行き場のない感情と、ゴッサムに蔓延る汚職に絶望したブルースは、世界中を旅することに。

ヒマラヤに滞在していた時に、デュカードと名乗る人物と出会います。

彼は影の同盟メンバーで、悪と戦うには力が必要だと説き、ブルースを同盟のメンバーに入れ、訓練することになります。

しかし影の同盟の本当の目的を知ったブルースは、寺院を燃やします。リーダーの《ラース・アズ・グール》は瓦礫の下敷きになって亡くなってしまいます。

目的を阻止する為にゴッサムに戻り、人々を守るため、悪に対抗するシンボルになる為に、ヒーローとしての活動を行うようになります。

ウェイン産業:化学応用部のフォックスの協力を経て、スーツや戦車のような車を開発していきます。

スーツのモデルとして、ウェインが恐れている《コウモリ=バット》をモチーフにしたスーツが作られました。自分が恐れているコウモリを、悪に対抗するシンボルにしたのです。

ちなみにですが…

作中で出てくるバットマンの車《バットモービル》を気に入ったクリスチャン・ベールは、撮影が終わった購入したいと監督に言いましたが、続編で使うかもしれないと断られました。

クリスチャン・ベイルはこの時続編の構想がある事を知ったそうです。

それともう一つ。バットモービルではない普通の車でホテルに向かうシーンで乗っている《ランボルギーニ・ムルシエラゴ》という車。

そのムルシエラゴとは、スペイン語で《コウモリ》という意味です。

本当の黒幕は…

チベットで出会った影の同盟。彼らの本当の目的は《ゴッサムを破壊する事》でした。それを阻止する為に日々活動していたバットマン。

ある時ブルースの誕生日パーティで、死んだはずのラース・アズ・グールが現れ、彼を見たブルースは別人だと察します。

本当のラース・アズ・グールは、ブルースを鍛えてくれた師匠:デュカードだったのです。

まさかの事実にびっくりしました。まあリーアム・ニーソンくらいの役者がモブ役で終わるわけないと思っていたので、納得の結果です。

彼は悪の浄化を目的として、ゴッサムの破壊をもくろみ、協力関係にあった、いけ好かない精神科医で、変なマスクをかぶっていた《スケアクロウ》が街に毒を撒こうとしていたのです。

スケアクロウはまあ大したことない敵です。アメリカの《コミックブックのヴィラントップ100》の投票で58位にランクインしています。

そんな話はさておき影の同盟は、数千年前から腐敗した世界を破壊し、古代ローマやペストの流行など大きな事件に関わってきました。

ラースはブルースの事を「人を殺せない臆病な人間だ」と言います。ブルースは「ゴッサムの街を守る」と…二人は戦うことになるのです。

屋敷を焼かれて絶望していたブルースですが、執事のアルフレッドに励まされ、再びラースを追いかけます。

ウェインタワーを通っているモノレールが、建物の中を通過すると大量の毒をまき散らす仕組みに。

それを阻止する為に命懸けで列車に乗り込み、ラースと対決します。二人の凄まじいアクションと、爆破シーンの破壊力は、映画最大の見どころと言っていいでしょう。

結果的にラースは列車の下敷きになり、ゴッサムの街を見事救うことができました。

最後のシーンではあの人が…

事件を解決したバットマンですが、最後に新たな敵が登場する事を示唆する場面があります。

ブルースとゴードン警部補がビルの屋上で会話をしています。今回の事件解決で、ゴードンは巡査部長から警部補に昇進。汚職事件に関与したものはなりを潜め、平和が訪れました。

しかしゴードンはブルースに「君がマスクを着けて、空を飛べば…こんな奴が出てくる」と言い、トランプのカードを一枚見せます。

それは《ジョーカー》でした。バットマンの宿敵:ジョーカーが出てくることを意味するのだと思います。

やはりバットマンの映画には欠かせないジョーカーを起用することで、今後更なる盛り上がりを見せることになるでしょう。

次回作『ダークナイト』では、バットマンとジョーカーの戦いにも注目していきたいです。

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