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『1917 命をかけた伝令』感想・評価【後半ネタバレ解説】まるで戦場にいるかのよう

2020 7/09

1917 命をかけた伝令 公式Facebook

2020年2月14日に公開された映画「1917 命をかけた伝令」

  • アカデミー賞:視覚効果賞/撮影賞/録音賞
  • ゴールデングローブ賞:作品賞/監督賞

数々の賞を受賞し、ほぼワンカットの映像が話題になっている今作を解説していきたいと思います。

Contents

評価

4.1

評価基準について

今まで見たことがないような映像です。一秒たりとも目が離せない映画になっています。

あらすじ

第一次世界大戦真っ只中の1917年のある朝、若きイギリス人兵士のスコフィールドブレイクにひとつの重要な任務が命じられる。

それは一触即発の最前線にいる1600人の味方に、明朝までに作戦中止の命令を届けること

進行する先には罠が張り巡らされており、さらに1600人の中にはブレイクの兄も配属されていたのだ。

戦場を駆け抜け、この伝令が間に合わなければ、兄を含めた味方兵士全員が命を落とし、イギリスは戦いに敗北することになる―

刻々とタイムリミットが迫る中、2人の危険かつ困難なミッションが始まる・・・。

1917 命をかけた伝令 公式サイト

スタッフ・キャスト

スタッフ

  • 監督:サム・メンデス
  • 撮影:ロジャー・ディーキンス

撮影を担当したロジャー・ディーキンスは、

(長回しで撮影するために)照明器具を置くことができなかったり、天候に左右されたりして撮影は大変だった。だが、そこを注目して欲しいのではなく、それを忘れて作品の物語へ没頭してもらうことが目的だ

と語っています。かなり苦労して撮影に挑んだのでしょう。

キャスト

ウィリアム・スコフィールド
ジョージ・マッケイ
若きイギリス兵
トム・ブレイク
ディーン・チャールズ・チャップマン
若きイギリス兵
スミス大尉
マーク・ストロング
途中出会って
助けてくれた
レスリー中尉
アンドリュー・スコット
ニット帽をかぶる
飲んだくれ
ジョセフ・ブレイク中尉
リチャード・マッデン
ブレイクの兄
エリンモア将軍
コリン・ファース
伝令を命じた将軍
マッケンジー少佐
ベネディクト・カンバーバッチ
前線で指揮を執る

感想

良かった点・気になった点

前評判でかなり良かったという情報を聞いていた今作。

試写会や海外で見た人の感想などを読んでいましたが、ほとんどの人が

まるで戦場にいるかのような体験

ものすごい没入感

と言っていました。他に良い所はないのか?と思いながら「1917 命をかけた伝令」を鑑賞しました。

正直に言います。

本当に戦場にいるかのようなリアルな映像と、ワンカットでのカメラワークが未知の体験をさせてくれる…そんな映画でした。

同じ事を言って申し訳ないですが、やはりこれに尽きます。

もちろんそれだけがすべてではないですが、ここまでこだわった映画は他にないんじゃないかなと思うくらい非常に良かったです。

最初から最後までずっと緊迫した雰囲気が続き、いつ何が出てくるか、敵が襲ってくるかわからないので、ドキドキしながら見ていました。

あっという間に時間が過ぎ、いつもより2時間が早く感じられました。

内容も非常にシンプルであり、スコフィールドとブレイクが伝令を伝えに行くという内容です。

物語のほとんどがこの内容になっているので、下手に脱線しないですし、難しく考える必要がないので、気軽に見れる映画だと思います。

気になった事の一つとして…

敵と銃撃戦になるのですが、結構至近距離から撃たれたりしても全然弾が当たりません。

途中「これやばいな。絶対撃たれただろ」と思うシーンでも全然当たらず、簡単に見失ってしまいます。

まあ主人公が死んだらやばいので、しょうがないことかもしれませんが、もう少しリアル感が欲しかったです。

個人的に好きなシーンとして…

物語後半の、スコフィールド(ジョージ・マッケイ)がマッケンジー少佐(ベネディクト・カンバーバッチ)の所へ伝令を届ける為に、敵からの攻撃の中を走り抜けるシーンがあります。

ありきたりだなと思う人もいるかと思いますが、僕はその直前の

【何としても届けるという強い意志を持って攻撃の中に飛び込むことを決めたスコフィールドの表情】

がすごく好きです。

その表情だけで、すべて伝わってくるような心震わせるかっこいいシーンです。

是非その場面に注目して、見ていただきたいと思います。

リアルな映像や音

今作はワンカットのような映像が注目を浴びていますが、映像の美しさにもこだわっているポイントです。

特にリアルな映像。戦争の物語なので、避けて通れないのは死体の数々を映すことです。

死体がまったくないとリアル感がなく嘘っぽい感じになってしまいますが、今作はしっかりと描かれています。

これはネタバレになりますが…

敵の戦闘機が墜落して、中にいた男を助けるのですが、相手がナイフを持っていてブレイクが刺されてしまいます。

結局ブレイクはそのまま息を引き取るのですが、だんだんと顔が白くなっていきます。

そのシーンに関しては、ワンカットで撮影されたと思うので、顔が白くなる過程をどうやって表現したのかさっぱりわかりませんでした。

分かる方がいたら是非教えてもらいたいです。

物語の途中、うっかり死体に触ってしまうシーンがあるのですが、音がリアルで、できれば聞きたくないような嫌な音まで忠実に再現?されています。

川で死体の上を泳ぐシーンなんかは、見てて気持ち悪いですが、現実はこうなんだと訴えかけられるような感覚に陥りました。

川でのシーンは、イングランドにあるティーズ川付近で撮影されました。

戦場でのシーンの撮影ということもあって、大量の偽の死体が設置されたのですが、製作チームは地元住民が死体を本物と勘違いするのを防ぐために、

これらの死体は全て模造品です」という看板を設置したそうです。

ネズミなども所々にいて、馬の死体にハエがたかっていたりなど…

もちろん映像的には決していいシーンではないですが、しっかりと表現されている所が、今作の良さの一つだと思います。

そして音!!びっくりします。

ブレイクとスコフィールドがドイツ軍の拠点を調べるシーンがあるのですが、罠が仕掛けられていて、ネズミが引っ掛かりいきなり爆発します。

もう心臓が止まるかと思いました。

それまで比較的穏やかなシーンが続いていたので、いきなり爆発して驚いたのと、音が結構でかかったなと感じました。

でかいというよりは、いい音だったのでリアルに聞こえたと言ったほうがいいかもしれません。

その後も爆発や銃撃戦などのシーンが続きますが、突然始まったりするので、一種のホラー的要素も入っていると僕は思いました。

ストーリーに合わせて流れているBGMも、緊張感が必要な所とそうでない所をしっかりと使い分けていたので、メリハリがありました。

音が物語の重要な要素の一つとして、手助けしていたと感じました。

ワンカットのように見えるけど…

全編を通してワンカットの映像が話題となった今作。

実はすべてワンカットで撮影したのではなく、ワンカットに見えるように映像をうまくつなぎ合わせています。

見た方はわかると思いますが、ところどころで

あ!ここで編集したな!

っていうのがわかったと思います。それは…

  • 暗闇になるシーン
  • 壁や木などを通過するシーン

そのシーンすべてが編集されているかはわかりませんが、ほとんどが映像を編集してうまく繋ぎ合わせているのだと思います。

繋ぎ目もほとんどわからないので、何の違和感もなく見ることができると思います。

最初のブレイクとスコフィールドが会話をしながら歩くシーン。

特にこういうシーンは、通常の映像よりよりワンカット感が強くでていて、まるで一緒に歩いているかのような感覚に陥ります。

明るい内は夜に比べて暗くなる場面が少ないので、編集が難しいのです。

歩いている途中に一瞬屋根がある所を通るのですが、そういう場面を作ることで、うまくワンカットの感じに見せている所が、こだわりの強さを感じました。

途中でスコフィールドが撃たれて気絶するシーンがあるのですが、そこだけはっきりと暗転していました。

気絶して目を覚ますまでの暗闇を表現しての演出だと思われますが、それにしても暗闇が長い…!

映画館にトラブルがあったのか?というくらい長かったです。

たぶん暗転シーンの中で一番長い暗闇映像だったと思います。

第92回アカデミー賞では「特殊効果賞」「撮影賞」「録音賞」の三部門を受賞しています。

実際に映画を鑑賞してみて、受賞に関しては納得の結果だなと感じました。

それにしてもワンカットの映像は凄いですが、キャストの方々は大変だろうなと思いました。

途中でミスしたりセリフを間違えたら、最初から取り直しになるので、簡単に失敗できないですよね。

本気で演じてくれたキャストの方々に感謝したいです。

イギリスを代表するキャスト

出演しているキャストも豪華なんです!

主演を演じた一人ディーン・チャールズ・チャップマン

彼はイギリスの若手俳優で、2018年のリーアム・ニーソン主演の映画「トレイン・ミッション」では、リーアム・ニーソンの息子役を演じました。

ニット帽をかぶっていたレスリー中尉。演じていたのはアンドリュー・スコット

イギリスの人気ドラマ「シャーロック」では、ホームズの宿敵”モリアーティ教授”を演じています。

そして僕の好きなイギリスの素晴らしい俳優

  • コリン・ファース
  • マーク・ストロング
  • ベネディクト・カンバーバッチ

この三人が共演しているなんて最高ですよね。

最初にブレイクとスコフィールドに伝令を命じたエリンモア将軍はコリン・ファースです。

最初見た時いつもと違うような雰囲気があり、かなり役作りされている印象でした。

映画「英国王のスピーチ」では、アカデミー賞で主演男優賞を受賞し、「キングスマン」では、ハリー役を演じました。

そして途中出会ったスミス大尉はマーク・ストロングです。

彼は「シャザム!」ではヴィランのドクター・シヴァナ、「キングスマン」ではマーリンを演じました。

コリン・ファースとは「キングスマン」で共演しています。

最後に会った全線で指揮をしていたマッケンジー大佐はベネディクト・カンバーバッチです。

ドクター・ストレンジ」のストレンジや、「シャーロック」のシャーロック・ホームズなど、数々のドラマや映画に出演するイギリスを代表する俳優です。

他にもたくさんいますが、これほどの豪華なキャストが集まる映画はあまりないので、そこにも注目しながら見ていただきたいです。

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